方向性の違い |
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| http://www.theinquirer.net/?article=29890 浮動小数点処理装置を2倍にして全体で1.5倍の性能向上が見込まれる K8L(仮)か・・・ま、当然といえば当然かも知れない 少なくともIntelのConroeやMeromの4命令同時実行は 確か『整数演算のみ』だったはずなので方向性が違うのだろう ここでCPUが行う演算を考えてみる CPUは整数演算と浮動小数点演算が実行できる 整数演算とは別名固定小数点演算と言って ・表現できる範囲が狭い ・誤差のない数値 ・小数点以下は表現できない そして浮動小数点演算は ・表現できる範囲が広い ・誤差を含む ・小数点以下も表現できる とそれぞれ全く違うのである 整数演算で行える命令の一つに『int』という物があり これは32bitで計算できる値である 実際の数値は-2,147,483,648 ~ +2,147,483,647であり これだと数十、数百億単位で計算を実行している 金融機関等のシステムでは不足している 従って64bitで計算できる『long』という命令を作り 数値を-9,223,372,036,854,775,808 ~ +9,223,372,036,854,775,807まで計算できる様にしたのである x86系CPUは今までは32bitCPUだったので 64bitの計算をするとなると32bitより時間が掛かっていた (実際には拡張命令を使って高速化するが64bitCPUなら 拡張命令を使う必要がない) 従って金融機関等のメインサーバー等にはx86命令より先に 64bit化していたRISCプロセッサが使われていた ただ今やx86命令も一部のCPUを除き64bit化している つまり『int』でも『long』でも同じ時間で計算できる様になったのである そうなってくるとライバルはサーバー用途として君臨している RISCプロセッサという事になる RISCプロセッサの強みはCPUを連結して並列処理が出来る点 IntelのCPUで最も接続する数が多いのはXeonMPの4個 AMDのOpteronは現時点で8個なのでXeonMPには勝っている (実際には特注品なんかもあるので違うけど) そしてAMDはSocketFで32個接続を行おうとしている これは小規模クラスから中規模クラスへとサーバー市場での幅を 広げようとしている事以外考えられない そこで必要となってくるのは少なくとも整数演算を高速化させる事ではなく 浮動小数点演算を高速化させる事である 整数演算を特化したとしても所詮は『限られた数値』であり それ以上(それ以下)の数値に関しては計算すらできない そして一般的なプログラムでは正確性を求めない限り 浮動小数点演算を使うのが当たり前である 従って浮動小数点処理装置を増やす事が全体性能の向上に繋がる 最近はWindowsもサーバー市場に足を踏み入れようとしている K8L(仮)&Windows・・・x86命令が何処まで食い込めるか?
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2月26日(日)02:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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とは言ってもRev.Fも気に掛かる その3 |
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| http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0208/kaigai240.htm 説明を読むと外部接続用のハイパートランスポートは5本ある事が言える 理由 1.クワッドコアにするべくCPU内部に空きポートが2つ必要 2.32個接続するとなると全部で5本あれば良いので (1本はCPUorサウスブリッジ接続の廃絶利用だし)
となるとSocketFの1207ピンはやはりHT帯域幅を16bitから 32bitに拡張しているのではないかと思われる 先ず1207-940=267本 現行のOpteronの外部接続用ハイパートランスポートは3本なので 17×2=34×3=102本 これはファンクションデータシートにも書いてある。それが倍になるとすれば 33×2=66×5=330本 330-102=228 つまり228本増加すれば良いだけである
あと現行のOpteronには40本ほど空きがあるらしいので 228-40=188本 267-188=79本 仮に電力供給に必要な量を確保するにしても79本余っているので ここから供給できる様にすれば良いだけであって 電源供給の為に267本も増やすとは思えない 第一消費電力が洒落にならなくなるだろう 少なくともクロックの向上よりマルチコア重視で 65nmプロセスになったからと言って90nmプロセスの1.4倍以上 クロックアップするとも思えない(当たり前) 第一Cool且つ高性能で売っているCPUで 間違っても『空冷限界値突破』と宣言しないだろう あと現在のOpteron用マザーボード自体 120Wに耐えられる様に作られている
それにコアが増えれば増えるほど帯域幅は必要であって クワッドコアのCPUを32個接続出来てもその接点が今の1.4倍 (現行の物を1.4GHzとしてクワッドコアの時を2GHzとしている) でしかないのなら全く意味がない 仮にハイパートランスポートがCコアOpteronの接続速度(800MHz)の 4倍以上出せるというのなら別だろうけど3.2GHzなんかで接続した日には 配線の関係上CPU同士を合体させるぐらいの距離に付けなきゃならなくなる そう考えればプロセスルールに則って2GHzが限度であり 転送量を増やす為にデータバス幅を倍にするのが適切だと考えられる (現行は16bit、1.4GHzで11.2GB/s 計算上だと32bit、2GHzで32GB/sとなり 最大CPU数(32個)で割れば1GB/sになるし 90nmプロセスOpteronやSocket939マザーボードで サウスブリッジとの帯域幅を8GB/sにしたのも 最大CPU数(8個)で割れば1GB/sになるからだろう これでクワッドコアで32個接続しても何の弊害もない物が完成する) でもこの状況だと8コアは出そうにないな
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2月23日(木)02:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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物の考え方は・・・ |
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| http://www.theinquirer.net/?article=29724 やっぱり西洋より東洋らしい そうでなければ6並びの日には発売しないだろう それはさておき65nmプロセスに突入すれば両社ともクワッドコアを投入し コア数で勝負すると言っている でもよく考えてみよう 現行のAthlon64 X2は別々のバスなのでFSBは DDR400×2の800MHz PentiumDはFSBは800MHzだが共用バスなので 1つのコアが再びメモリからデータを読み込むには もう一方のコアがデータを計算している時でしか出来ず 厳密には400MHz相当だと思われる クワッドコアになった場合 Athlon64 X4(仮)はX2同様別々なのでFSBは DDRⅡ800×2の1.6GHz INTEL COREの4コア版はFSB1066MHzだが デュアルコアを2つ合わせた物になるらしいので 結局半分の533MHz程度になると思われる 1.6GHzと533MHz 2003年2月にIntelがFSB800MHz版のPentium4を発売した時 AthlonXPのFSBは266MHzだった 来年のQ2にはこれが逆転する事になる ただこれは『Athlon64 X4(仮)がDDRⅡ対応だった場合』である 少なくともAthlon64 ×4(仮)はHT規格ver2.0の時の経験上 DDRⅢ対応であると思われる つまりメモリさえ作られればDDRⅢ1600に対応できる 1.6GHz×2=3.2GHz vs 533MHz 過去FSBに6倍の差が付いた事はない それを比較するとなると・・・ Opteron140でDDR400のデュアルチャンネルと Athlon1.4GHzでPC133 SDRAMとの勝負か? その性能差がどれだけの物かが分からないが使ってきたPCで考えて Duron700MHzでPC100 SDRAMと Opteron140でDDR266のデュアルチャンネルとでは 圧倒的にレスポンスが違う(比率 1 : 5.33 ) アークテキチャ的に違うから比較にはならないか・・・
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2月20日(月)21:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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今年買うパーツの予定 |
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| 現在のメインPC(正確には違うが実質的に使っているPC)が AthlonXP 1700+なのでいい加減変更しなければならない 個人的なロードマップではWindowsVista待ちだったのだが 年末にずれ込みそうなのでWindows2000を使って組む事に
で、組む予定の構成 Athlon64 3200+(勿論Socket939版でEコア) DDR400 512MB×2(1GBあれば十分だろ) ASUS A8V(理由は単にA7Vの時にお世話になったから) HITACHI SATAⅡの160GB(理由は特に無い) RADEON X1600シリーズのAGP版(nVIDIAはやっぱり嫌) NEC DVDスーパーマルチドライブ(別にNECでなくとも良いがなんとなく) 他は家にある余り物
この予定で進むと予算の都合上4月末ぐらいになるな・・・ 少なくとも月末にはA8VとHDDは買う予定で 来月はそれなりに予算があるのでCPUとメモリを買う 別に光学機器とVGAは余っているので3月末にでも仮組みは出来そう
コンセプトは『メインは安定志向が一番』という事でどうですか?自分
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2月18日(土)01:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:その他 | 管理
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DualGeodeNX with TigerMP 続き |
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| 現在FSB100MHz×5倍で運用中
日曜日に近くのパソコン工房でジャンク品として ELSAのAGP版ビデオカードがあった チップが何かは分からなかったが とりあえずnVIDIA系だと思い必要なかったが購入 そして家に帰ってTigerMPの空きスロットに挿し起動 デバイスマネージャには『Riva TNT』の文字が・・・ (初めて自作パソコンを作った時のビデオカードがこのチップセット その時も安売りで買ったがあれほど2Dがヘタレだとは思っても見なかった それ以来nVIDIAは避けてきている) ま、ビデオメモリが32MBあるから許すとするか・・・って殆ど一緒じゃん 詳しく調べた結果 過去の物 Riva TNT 32MB 今回の物 Riva TNT2 32MB バージョンアップ版ですか・・・ ま、前回はメインPCとして使っていたから殆ど毎日見ていたが 今回はそうでもないのでオマケとしては良い感じか?
残っている問題 ケースが無意味にアルミなのでHDDが五月蝿い 1000rpm程度で良いのでケースファンが欲しい (ファンコンでも可) 電源が無意味に400Wあるのでこれもどうにかしたい (単に81Wの電源使えば良いがサイズが合わない)
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2月14日(火)01:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:TigerMP | 管理
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とは言ってもRev.Fも気に掛かる その2 |
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| Rev.Fは90nmプロセス最後の製品 と言う事は130nm最後の製品であったCGコアと同じ この時のCPUと現在発売されているCPU(Rev.E)との共通点 Sempron以外のCPUは翌年、同クロックでデュアルコア版が登場している つまり今年何処まで上がるかでクワッドコアCPUのクロックが決まる 予想としてはIntelが出すCPUと同クロックになる3.0GHzだと思われる (ConroeのE6900が3.2GHzになるが今年中には出ないだろう 出るとしてもどうせ高値だしAthlon64FXが相手をすると思う) とすると65nmプロセス版クワッドコアCPUは2.2GHz~3.0GHzか? (Athlon64の場合は2.6~3.0GHz) そうなれば2.4GHzまでのシングル&デュアルコアはSempron行き? それも良いけど結局Intel次第なんだよな・・・
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2月13日(月)00:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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とは言ってもRev.Fも気に掛かる |
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| と言う訳でRev.Fの話だが 一番の疑問はDDRⅡ800MHz対応だという点である ハイパートランスポートのバージョンが現行のOpteronと同じなら どう考えてもDDRⅡ667MHzが限界で DDRⅡ800MHzをサポートする必要がない (サポートしてもDDRⅡ667MHzと同じ性能しかでないから意味がない) DDRⅡ800MHzをサポートするには ハイパートランスポートが1.6GHz以上出る事が必須となる ここでOpteronのB3コアを思い出してみよう B3コアのOpteronはハイパートランスポートの速度が600MHzで 対応メモリはDDR200~333MHzだった そう。600MHzなのにも関わらすDDR333MHzのデュアルチャンネル (DDR333×2=666MHz)はサポートしていたのである (実際には600MHzしか出ない) とすると考えられる事は Rev.FではDDRⅡ800MHzに対応しているが 実際にはDDRⅡ667MHzまでしか利用できず Rev.Gで初めてDDRⅡ800MHzをサポートするのであろう (Rev.G=65nmプロセス最初の製品?) で、Rev.Hでクワッドコア?
そう考えるとやはり外部CPUやサウスブリッジとの接続は 32bitデータバス幅になっているのか? いや、外部CPUは兎も角サウスブリッジとは16bitのままではないかという 疑問も浮上してきている http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0208/kaigai240.htm http://www.sis.com/pressroom/pressrelease_000212.htm 要するに外部CPUとの接続とサウスブリッジとの接続は 現行のOpteronとは違い別の経路を辿る事になっているし 現行のチップセットでも次世代CPUとの接続は可能だから データバス幅は同じと推測できる ま、サウスブリッジとのデータを高速化したとしても意味はないか
少なくとも現行の流れではK8系で8コアCPUは出ない様な気がする 仮に出るとするならばK10の開発が行き詰まった時だろう それだとFSB333&400MHz版のAthlonXPと同じ事になるが 前回と違う点があるとすれば『K9をキャンセルしてK10を作っている』所 K9をキャンセルしてもK8がその分を埋めてくれるので余計な物を作らずに K10を作る事が出来る 逆にK10はそれだけの時間を掛けるのだから K8を越える技術を搭載するのだろう
で、最近思うのだが『CPUの数が多すぎて訳が分からない』 十中八九IntelのせいだがAMDはこうならない様に CPUの棲み分けをちゃんとして貰いたいものです
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2月12日(日)02:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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自分としてはRev.Fよりも |
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| DualGeodeNX1250ですな
CPU GeodeNX1250@6W ×2 M/B TigerMP(BIOS ver1.3) メモリ DDR266 256MB ×4 HDD 20GB AGP 空き PCI1 空き PCI2 空き PCI3 10/100baseLANカード PCI4 空き PCI5 CMI8738搭載サウンドカード PCI6 RageXL OS Windows2000
とりあえずAGPバスにビデオカードを挿した状態で起動 Athlon 666MHz 2CPUとして認識される (CPU電圧は定格の1.275V) この状態でHDDとCD-ROMを取り付け Windows2000をインストールするが 途中で止まりインストール出来ない いくら頑張っても無理だったので 別のデュアルCPU搭載マザーボードでインストール 再びHDDを取り付けて起動させるも無反応 そこで思い出した事は 「CPUの電力が低いとインストールできない事」 TigerMPはCPUの電力を5Vから取っている そこで考えたのは 「PCIバスを埋めれば起動するかも」 と言う訳で以上の構成になった
起動させるとすんなりと起動 調子に乗ってベンチを回す
SuperPi 2分25秒 HDBENCH integer 59063 Float 69398
CrystalCPUIDで見て見ると サラブレッドコアのモバイルAthlonXP-Mとして認識される ただちょっと変な所はFSB100MHzから133MHzへの 33%オーバークロック品として認識される所 勿論PowerNow!は搭載されているが 現時点で5倍だからあまり意味がない ちなみにCPUファンは余っていたAMD純正ファン ファンレスでのCPU温度はMIN 24℃ MAX 54℃ (室温20℃ぐらい)
追加 どうしてもサウンドカードが認識されない そこでよく考えてみる・・・行き着いた結論は 『CrystalCPUIDの表示が正しかったのではないか?』と言う事 つまりマザーボードからはFSB100MHz×5として認識され PCIバスがオーバークロック状態になっているのではないかと 従ってFSB100MHzに設定して起動する 起動するとすんなりと認識した やはり5倍設定だとFSB100MHzとしてしか認識しないのか・・・
これで立派なNASが出来たかな?
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2月9日(木)18:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:TigerMP | 管理
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今更気付いた事 |
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| いつの間にかProfessionalの“ i ”が抜けていたので一部は修正したが 何処かに残っていたらご愛敬
今年はあまりパソコンを作らない気でいたが 通販で何故かCPUを買ってしまった。しかも2個 その名は敢えて言わないがとりあえず言える事は Opteron140、CeleronD310に続き 『またもやシリーズ最低速度のCPUを買った』って事だけは言える (ヒント K7系、FSB266MHz、倍率5倍) 届いたらやる事は『CPUの電力を5Vから供給する為に 本来なら5Vが30A以上必要なデュアルCPU用のマザーボードを使って 総出力81W(5Vは11A)の電源で動くかどうかが試したい』 唯一問題があるとすればマザーボード関係だろうけど
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2月2日(木)01:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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売る為に必死なのですか? |
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| Intelは低価格でデュアルコアの恩恵が受けられる様に PentiumD 805を発売するらしい 90nmプロセスでFSB533MHzの実クロック2.66GHz 価格は2万円前後なので安いと言えば安いのだが DDR2 533MHzのシングルチャンネルで同期が取れて しかもデュアルコア 何か中古市場で未だに高価で取り扱われる Pentium4 3.06GHzの再来みたいな感じがする IntelのViiVはデュアルコアである事が条件の一つだけど 本当にそれで良いのかViiV でも一部のマザーボードではPentium4 3.06GHzを使っているので DDRが使えるデュアルコア対応マザーボードとセットで買って メモリを流用するのもアリか?
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1月31日(火)00:46 | トラックバック(1) | コメント(1) | パソコン関連:ハード | 管理
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