何故8コアを作らないのか? その4 |
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| 再三の分割
前回何故謎の半導体に『プライム』と名付けたかというと Opteronの語源はOptimusである (読み方はオプティマス。意味は「最適な」である) つまり『オプティマス プライム』 オプティマス プライムと言えば日本人には馴染みは薄いが 某ロボットシリーズの総司令官の名前でもある
最近アプリケーションの対応はともかくとして サーバー~デスクトップ用ではマルチコアが重視されつつある こうなるとCPU内部で如何に情報を共有するかが問題となり 共用キャッシュは全てのコアと共用しない限り意味を成さない Nehalem系もそれを重視してL2を各コア別にした ただその容量は256KBであり現状でAMDは L2の基本容量が初めてインテルより上回る事になる (L1は多分Am486の時から既に上回っている)
現在、僕が考えるロードマップ予想は 大まかな区切りで45nm自体は省電力に重視し 2.6GHzを越える事はないと推測する 仮に越えるとすればそれはPhenom FXと Black Editionのみで 高クロック主義の人にはこれで済ませると思われる
細かく言うとRev.Cは基本的にシュリンクのみで Opteronは3次キャッシュ増量+MCMによる8コア PhenomとAthlonの一部は3次キャッシュ無し Rev.Dは少し変わり PhenomとAthlonの一部は2次キャッシュを倍増 メモリコントローラをDDR3対応にし SocketAM3へ移行する 問題はOpteron OpteronはRev.DのPhenomを MCM構成したのちDDR3+3次キャッシュ12MBの メモリコントローラを統合する こうすれば2次キャッシュを倍増しても3次キャッシュを 倍増する必要が無くRev.Cと1CPU辺り同容量で済む
そしてRev.Eであるが AMDはこれを32nmで行う可能性がある つまり今までプロセスを3段階に分けていたのを 2段階にするという事 それは多分省電力、拡張、高クロック化と分割していては いつまで経ってもIntelには追いつかないからだろう だから65nmは高クロック化、設計刷新のみで終わらせ 45nmは省電力、拡張 32nmで高クロック化、設計刷新 22nmで省電力、拡張 15nmで・・・と続けていく予定なのだろう
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4月24日(木)22:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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