何故8コアを作らないのか? その1 |
|
| AMDのK10アーキテクチャ採用のOpteron Barcelonaである もうすぐエラッタ修正版であるB3が登場するらしい
その話はさておき次期ステッピング(Cステップ)は 45nmプロセスのShanghaiである このCPUで製造されるは8コアの製品は ネイティブマルチコアではなく 4コア×2のMCM構成を取ると言われている ではどうやってそれを実現するのか? それは至って簡単な話で 片方のコアのメモリコントローラを無効にし コア二つをCPU上で直接繋ぐのだろう 問題は 『同じK10であるBarcelonaでは出来ないのか?』 という事である 簡単に言えばOpteron2ウェイ版を 1個のCPU上で構成するだけなのだから ハッキリ言って出来る筈である むしろK8でも出来た筈である
では何故作らないのか? 答えはただ一つ。ダイサイズのコストである 理論上では現在発売されている Opteron2347HE(1.9GHz)は55W MCM構成の場合、TDPは単純に倍なので110W これでも現行のXeonのTDPより下であり 絶対性能で考えれば Xeon 3.4GHz×4と Opteron 1.9GHz×8なら Opteronが圧勝する しかしダイサイズは566平方mmと桁違いの化け物になる
AMDは現在フルスピードで45nmに移行しようとしている それはMCM構成の関係が一番強いと思われる 45nmに突入すればダイサイズは約半分になり実用に耐えうる しかも1.9GHzならTDPも低減している可能性もあり もしかしたら16コアなんて物も登場するかも知れない (4個合体してもTDPは単純に四倍だし) もし仮に45nmで16コアを作るとなれば Intelからすれば驚異である 何故ならAMDは16コア製品をIntel最大の収入源である Itaniumにぶつけるからである
| |
|
3月18日(火)20:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
この記事へのコメント投稿はできない設定になっています |