パソコンオタクの戯れ言
 
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2008年5月を表示

K10.5ではないのか?

Bulldozerからかどうかは分からないが
AMDの次世代CPUは現行のK10とは
全く違うものになるらしい
ただ個人的な予想として大雑把に言えば
K10からFPUユニットを除外するだけで
大して変わらないと推測する
問題はFPUユニットを除外すると
浮動小数点演算が出来なくなる事
これに関してはAMD64に答えがある

本来AMD64はx86命令を64bit化すると同時に
x87 FPU、MMX、3DNow!を使わず
何らかの形でエミュレートする事が目的
だからAMD64の必須命令にSSE、SSE2が含まれている
従ってアーキテクチャが変わるという事は
FPUユニットを何らかの形で
効率よくエミュレートする事に成功したか
無くしても大した性能差は出ないと踏んだのだろう
そしてもし完全になくなるのであれば
今までFPUユニットが必須だったx86系CPUでは
史上初となるプロセッサである

さて、問題は除外して開いた部分に何を詰めるか?
予想ではALU+SIMD演算用のレジスタしかない
AMD製CPUは元々ALUよりFPUの方が大きいから
ALUを2倍にする事が可能であり
今までのALUは3つで常時3命令/サイクルを実現している
それが倍になるという事は常時6命令/サイクルとなる
そしてIntelのNehalem系CPUは
現在、最大6命令/サイクルを実現すると言われている
『常時』と『最大』
どちらが優れているのかは言わなくても分かるだろう

ただこれには問題がある
それは6命令入れる事になるのだからパイプラインを深くして
出来るだけ次の命令を取り込む様にしなければならない
予想では20段前後となり
それはPentium4のNorthwoodコアと
同程度だと思われる
そして何故このアプローチを取るかというと
これ以上クロックを向上するとコア内部に空きが生じ
演算効率が低下する為であり
そうしないとハイパースレッティングを搭載する必要が出てくる

これらを統合して簡潔に言えば
IntelのNetburst系CPUを基礎として
整数演算とSIMD演算能力を強化した
初代K7に近い高クロック主義プロセッサとなる
・・・と思うのだがどうだろう?



5月2日(金)21:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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