K10.5ではないのか? |
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| Bulldozerからかどうかは分からないが AMDの次世代CPUは現行のK10とは 全く違うものになるらしい ただ個人的な予想として大雑把に言えば K10からFPUユニットを除外するだけで 大して変わらないと推測する 問題はFPUユニットを除外すると 浮動小数点演算が出来なくなる事 これに関してはAMD64に答えがある
本来AMD64はx86命令を64bit化すると同時に x87 FPU、MMX、3DNow!を使わず 何らかの形でエミュレートする事が目的 だからAMD64の必須命令にSSE、SSE2が含まれている 従ってアーキテクチャが変わるという事は FPUユニットを何らかの形で 効率よくエミュレートする事に成功したか 無くしても大した性能差は出ないと踏んだのだろう そしてもし完全になくなるのであれば 今までFPUユニットが必須だったx86系CPUでは 史上初となるプロセッサである
さて、問題は除外して開いた部分に何を詰めるか? 予想ではALU+SIMD演算用のレジスタしかない AMD製CPUは元々ALUよりFPUの方が大きいから ALUを2倍にする事が可能であり 今までのALUは3つで常時3命令/サイクルを実現している それが倍になるという事は常時6命令/サイクルとなる そしてIntelのNehalem系CPUは 現在、最大6命令/サイクルを実現すると言われている 『常時』と『最大』 どちらが優れているのかは言わなくても分かるだろう
ただこれには問題がある それは6命令入れる事になるのだからパイプラインを深くして 出来るだけ次の命令を取り込む様にしなければならない 予想では20段前後となり それはPentium4のNorthwoodコアと 同程度だと思われる そして何故このアプローチを取るかというと これ以上クロックを向上するとコア内部に空きが生じ 演算効率が低下する為であり そうしないとハイパースレッティングを搭載する必要が出てくる
これらを統合して簡潔に言えば IntelのNetburst系CPUを基礎として 整数演算とSIMD演算能力を強化した 初代K7に近い高クロック主義プロセッサとなる ・・・と思うのだがどうだろう?
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5月2日(金)21:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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