パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



2008年4月を表示

何故8コアを作らないのか? その5

最後の分割

最近の情報では45nmは全て
SocketAM3用となるらしい
そうなるとますます省電力と拡張が重視であり
周波数の向上は有り得なくなる

8コアにはもう一つ欠陥がある
それはハイパートランスポートの周波数である
現行のHT3.0は最大2.6GHz
SocketAM2ではコアの3/4で動いているが
AM3になるとコアと等速で動く事になる
それはDDR3の関係でありDDR3 1333MHzの
デュアルチャネルを確保する為である
しかしコアが2.6GHzでも帯域幅では勝てない

つまり今までは
CPUコア>メモコン>メモリ
が成り立っていたのに
CPUコア>メモリ>メモコン
になってしまう
K10でメモコンを64bit×2にし
Phenomでシングルチャネルとデュアルチャネルを
切り替えられる様にしたのも
CPUコア>メモコン>メモリ
の構図を守る為である

ハイパートランスポートの規格は二年に一度更新される
今年の年末にHT3.1か4.0になるだろうが
その規格のCPUが登場するのは半年ぐらい待つ必要がある
そしてそのハイパートランスポートの規格が
45nmプロセスCPUの最大周波数を決める事になる
個人的な予想としては3.2GHzを最高周波数とした
HT3.1となると踏んでいる
これなら少なくともDDR4 3200MHzの
シングルチャネルには耐えられる
ただここから先はメモリもシリアル化するので読めない

最後に訴えたい事は
SocketAM3のデュアルCPU対応
x86系以外のCPUの代理販売(もしくは制作販売)
チップセット(ノース、サウスブリッジ)の統合
兎角K8では速い、安い、旨いで売ったのだから
K10はそれを越える面白いシステムを作って欲しい



4月28日(月)21:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

何故8コアを作らないのか? その4

再三の分割

前回何故謎の半導体に『プライム』と名付けたかというと
Opteronの語源はOptimusである
(読み方はオプティマス。意味は「最適な」である)
つまり『オプティマス プライム』
オプティマス プライムと言えば日本人には馴染みは薄いが
某ロボットシリーズの総司令官の名前でもある

最近アプリケーションの対応はともかくとして
サーバー~デスクトップ用ではマルチコアが重視されつつある
こうなるとCPU内部で如何に情報を共有するかが問題となり
共用キャッシュは全てのコアと共用しない限り意味を成さない
Nehalem系もそれを重視してL2を各コア別にした
ただその容量は256KBであり現状でAMDは
L2の基本容量が初めてインテルより上回る事になる
(L1は多分Am486の時から既に上回っている)

現在、僕が考えるロードマップ予想は
大まかな区切りで45nm自体は省電力に重視し
2.6GHzを越える事はないと推測する
仮に越えるとすればそれはPhenom FXと
Black Editionのみで
高クロック主義の人にはこれで済ませると思われる

細かく言うとRev.Cは基本的にシュリンクのみで
Opteronは3次キャッシュ増量+MCMによる8コア
PhenomとAthlonの一部は3次キャッシュ無し
Rev.Dは少し変わり
PhenomとAthlonの一部は2次キャッシュを倍増
メモリコントローラをDDR3対応にし
SocketAM3へ移行する
問題はOpteron
OpteronはRev.DのPhenomを
MCM構成したのちDDR3+3次キャッシュ12MBの
メモリコントローラを統合する
こうすれば2次キャッシュを倍増しても3次キャッシュを
倍増する必要が無くRev.Cと1CPU辺り同容量で済む

そしてRev.Eであるが
AMDはこれを32nmで行う可能性がある
つまり今までプロセスを3段階に分けていたのを
2段階にするという事
それは多分省電力、拡張、高クロック化と分割していては
いつまで経ってもIntelには追いつかないからだろう
だから65nmは高クロック化、設計刷新のみで終わらせ
45nmは省電力、拡張
32nmで高クロック化、設計刷新
22nmで省電力、拡張
15nmで・・・と続けていく予定なのだろう



4月24日(木)22:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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