パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



2005年11月を表示

よくよく考えてみると

Intel Coreとして最初に発売されるモバイル用のモデルナンバーを眺めると
T2600(2.16GHz)が最高クロックとなっている
問題はクロックではなくモデルナンバーの方
Tは消費電力別の英字(TDP24W~49W)
初めの2はデュアルコア(コアが2つある)と言う事
残りの600が相対的な数字である
相対的なモデルナンバーは確かに便利かも知れないが
同時に限界点がT2900(2.664GHz)だと言う事を証明している
(T2950(2.8GHz)が無いとは言えないが)
現時点のTurion64はML/MT-40(2.2GHz)が最高値
仮にデュアルコアで登場するとすれば同じ消費電力で
1.8GHz近辺までではないかと思われる
ただこれは90nmの話なので65nmとして考え次期CPUの構造から考慮し
1.8GHz×1.4=2.52GHz≠約2.5GHzまで製造可能である
クロック的にはIntelの方が優れているのかも知れない
ただ何か肝心な事を忘れていないか?
そう、モバイル用CPUは消費電力が命
Turion64はさっき計算した通りML/MTを基準としている
MLはTDP35W、MTはTDP25Wだと言う事は誰もが知っている事
つまりAMDは65nmプロセス&TDP35Wで2.5GHzのCPUを作れるのである
(AMDはデュアルコアTurion64についてTDP35Wオンリーだと言っている)
それに対しIntelのTは24W~49Wだと言っている
誰も2.5GHzの製品が24W~34Wの間で動くなんて言っていないのである
下手すれば49Wの製品が出る可能性もあるって事
2.8GHz(仮)まで行くかも知れないが何Wか分からないCPUと
2.5GHz、TDP35Wで動くCPU
基本的にCPUを載せ替える事の出来ないノートパソコンだから言える事
そしてこれだけは言える
Yonahは32bitCPUでありTurion64は64bitCPUである
『貴方ならどちらのノートパソコンを買う?』



11月30日(水)01:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

本気だと言う事を示しているのか?

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1128/kaigai227.htm
読む限り確かに納得できる。やっぱり後藤さんは凄いな
でもそれだけではないのかも知れない
ここでマルチプロセッサにおける定義
デュアルCPUの場合、確かに個数が増えれば性能は向上するが
他のハードウェアを共有する為、性能は2倍にはならず
1.4~1.5倍程度にしかならない
多分それはデュアルコアでも同じ事
従ってAMDはメモリコントローラを内蔵して
高速で処理できるようにしたのである
ただこの場合でも高速で処理できるようにする為には
メモリにデータを上げる必要がある

この事から考えられる事は
『だったらサウスブリッジも内蔵すれば良いんじゃないか?』と言う事
そうすればサウスブリッジとCPUとの距離が縮まり更に高速化するはずである
サウスブリッジの機能はHDD&光学機器との接続
オンボード機能(サウンド、LAN、USB、IEEE1394)等との接続
そしてPCIバスの管理である
今後PCIバスはPCI-Expressに完全移行する為
ノースブリッジに残っている最後の機能『ビデオカードの接続』がサウスブリッジに吸収される
つまりサウスブリッジの1チップで全ての事が出来る様になる

1チップ化されたサウスブリッジからノースブリッジに内蔵した方が良い物は
少なくても2~3年では規格が変わらない
PCI-ExpressやHDD&光学機器との接続で使われるシリアルATA
他のオンボード機能についてはPCI-Express経由で接続すればよいので
マザーボード上に存在するチップをCPUのみにする事も可能なはずである

ただ唯一の問題はサウスブリッジを高速にしてもさほど性能は変わらない点である
CPUの周波数に比べればメモリすら低速なのが現状である
だからメモリより桁違いに遅いサウスブリッジ関連を高速にする事は出来ない
しかし、距離が縮まる分アクセスするまでの時間が短縮される事は確かである
それがCPU1個なら大差はない。だが1万個あるとしたら・・・
AMDが目指しているのはココなのかも知れない

日本AMDは現在K8系とは違う新型のCPUを開発中である
(本当にK8系と違うかどうかは不明)
現状ではモバイル用として設計されているが
Intelの様にモバイル用からの転用が無いとは言いきれない
そして最終目的はハンドベルト用なので1チップ化もあり得る事
何にしろ来年はデスクトップ用よりノート用が熱い



11月28日(月)19:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

CPUより分からないGPU

現在CPUのランクより複雑なのがビデオカード(正確にはビデオチップ=GPU)
ユーザーが求めていると言うが本当に求めているのかが不思議で溜まらない
同じGPUでも各社によってクロックやらパイプライン数が違うGPUもあり
独自製と言えばそうなのだけど端から見ればややこしいだけである
結果、ATI、nVIDIA共に主要メーカーがそのシェアを占める羽目になる
DirectX10が出たら少しはマシになるのだろうか?
いや、多分どこかのチップメーカーが潰れない限り続くのだろう
と言う事は競争と全く関係のないMatroxは別として
ミドルレンジ以下のチップを作っているS3かXGIが潰れるまでなのかな・・・

来年組む予定のメインPCは一応ATIで組む予定である
なぜATIと言うと一番始めに使ったPCが悪かったのである
ちなみに載っていたビデオカードは『MGA-1064SG』
つまりMatrox製
のちにメイン機を作る時にnVIDIA製チップのビデオカードを買ったのだが
その時の画質に凹んだ覚えがあり
それから色々なチップメーカーのビデオカードを買ってきたが
やはりMatroxが一番でATIが二番となった
だから『Matroxには気を付けろ!』



11月25日(金)22:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

プラットホームって大事なのか?

IntelがPentiumに変わる新しい名称を特許として登録したらしい
しかし何故『INTEL CORE』なのかが分からない
Intel的にはプラットホームの一部として置き換える為だと思われるけど
そのプラットホーム化計画がうまく行くとも思えない
プラットホームと言えばVIAは記録媒体以外のパーツを全て自主生産出来る
だがそのプラットホームは工業用と言う特殊環境の下でしか使われていない
一般的に使う事を前提とするならば他社の介入は避けられない訳で
現時点でIntelの我が儘に付いていく様なベンターが居るとは思えない
(少なくともメモリベンターは飽き飽きしているのではないかと思う)

一昔前、Intelは他社を廃絶すべく裁判を起こし
他社のCPU技術を1世代遅らせた
更にPentiumProで完全なる切り離しを謀った
その結果CPU個体の問題やチップセット関連で様々な問題を発生させ
誤魔化しのMMX PentiumやCeleronを発売する事になった上に
5年後には唯一生き残ったAMDのAthlonとのクロック対決で敗北する事になる
この事が少なくともIntelにとってプラスだったのかどうかは分からない
ただ現状を見る限り確実に失敗だった事は明白である
プラットホーム化して問題を一元化(悪く言えば隠蔽)する事は可能だが
失敗した場合IntelとAMDのシェアが反転する可能性もある

Pemtium、PentiumPro、PentiumⅣと
新しいアークテキチャに作り替える度に
様々な問題を発生させてきたIntel
しかも次世代アークテキチャは完全に間に合わせ的な物であり
根本的な解決にはSocket775との決別が必要な筈である
少なくとも新しいSocketになった時に行うのが一番適切であり
普及するのにも有利だと思われるのだが
それを今するとなると確実にヤバイという事なのだろう



11月21日(月)19:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

AMDの長期ロードマップ

AMDのサイトに3年先までのテクノロジ・ロードマップが追加されている
まぁ、コア自体をどうこうするという傾向はないと言う事なのだろう
あとSocketFのOpteronはコヒーレンシの改良で
16、32CPU構成も可能になると言う
そして2007年には4コアCPUを作る予定らしい

今までメインストリーム基準で物を考えてきたが一度原点に返ってみようと思う
SocketFのOpteronはDDR2をサポートし
将来的にはFB-DIMMとDDR3(多分DDR2の廃絶利用)をサポートする
となるとOpteronのピン数は当分変わらないのではないかと思われる
その予想からFコア以降を考えると
Fコア
2006年 90nm FSB333MHz 倍率3or4倍
HT2.0 HT帯域幅16bit 1or2コア
Gコア
2006年 65nm FSB333MHz 倍率4倍
HT3.0 HT帯域幅16bit 1or2コア
Hコア
2007年 65nm FSB333MHz 倍率5倍
HT3.0 HT帯域幅16bit 2or4コア
Iコア
2008年 65nm FSB667MHz 倍率3or4倍
HT3.0 HT帯域幅32bit 2or4コア
Jコア
2008年 45nm FSB667MHz 倍率4倍
HT4.0 HT帯域幅32bit 2or4コア
Kコア
2009年 45nm FSB667MHz 倍率5倍
HT4.0 HT帯域幅32bit 4or8コア
Lコア
2009年 45nm FSB800MHz 倍率3or4倍
HT4.0 HT帯域幅32bit 4or8コア
Mコア
2010年 32nm FSB800MHz 倍率4倍
HT5.0 HT帯域幅32bit 4or8コア
Nコア
2011年 32nm FSB800Mhz 倍率5倍
HT5.0 HT帯域幅32bit 8or16?コア
となるのではないかと思われる
そして2010年のLコア発売時か2011年のNコア発売と同時期に次世代アークテキチャである
8コア以上のヘテロジニアスマルチコアとなる
(これがK9になるかどうかは不明)
ただ言える事は今のB~Eコアが『K8』なので
F~Hコアは『K8-2』、I~Kコアは『K8-3』
L~Nコアは『K8-4』的な物である事は間違いない
(上位Opteronでは3次キャッシュ搭載品も出来るし)

12月5日 一部改訂



11月20日(日)00:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

一度じっくりと考査してみよう その6

『どうも納得が行かない その5』で
SocketS1はノースブリッジを削除した物と書いたが
実際にはノースブリッジは内蔵されている
では何故638ピンなのか?
答えは省電力なので電力供給用のピンが少なくて済むからである
だとするとSocketFにしろSocketM2にしろ
電力供給用のピン数自体は変わっていないので
消費電力が下がる事もなければ上がる事もないと言う事になる

あと前回(一度じっくりと考査してみよう その5)で
DDRⅢ世代のCPUのクロックを
Opteronは実クロック3.2~4.0GHz程度の4or8コア、
Athlon64は実クロック3.6~4.4GHz程度の2or4コア
Turion64は実クロック3.2~4.0GHz程度の2or4コア
と言ったがそれは65nmプロセスだけの話で45nmを含めると正確には
Opteronは2.8~4.8GHz程度
Athlon64は4.0~6.4GHz程度
Turion64は2.8~4.8GHz程度
(コア数に関しては同じ)
になる可能性もある
そう考えると複数の工場で作った方が便利なのかもしれない



11月13日(日)19:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

SocketFのOpteronはLGAらしいが・・・

個人的にはOpteron140を搭載している
家の自作PCどうにかして貰えないかと思う今日この頃
とは言ってもOpteron150を買う金はないし
Opteron140にかなり変な愛着もある

いやね、型番書いてるじゃない。CPUの表面に
で、2行目の製造年月を見ると『0326(2003年26週)』って書いているのよ
少なくともこの週より前のOpteron140は見た事がない
そう考えるとちょっと格好良くない?

それにしても家にあるK8コアのCPUはコイツとSempron2600+の2つ
・・・ええ、どちらもクロックは下がりません
ちなみにOSはどちらもWindows2000
K8コアの恩恵殆ど受けてない
ぼちぼち恩恵をまともに受けたいものです



11月11日(金)00:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

そりゃそうだわな

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1110/kaigai222.htm
ヘテロではなくホモジニアスマルチコアらしい
確かにx86命令をそのまま計算した方が便利なのは確かだろうけど
それではコア数を増やさない限り性能が向上しない事になる
IntelがPentiumにスーパースカラを搭載したのは
SISCプロセッサの場合クロック数が100MHzぐらいまでしか向上しなかった為である
だから内部でRISC命令に変換して計算する事によってクロック数を向上させた
ならばメインコアはx86命令をRISC命令に変換してサブコアに渡し
サブコアで計算されたRISC命令をメインコアに戻し再びx86命令に戻した方が
x86命令で通すより高速になると思うのだが・・・

訂正として
『一度じっくりと考えてみよう その4』でCellのコアをx86プロセッサにすれば
ヘテロジニアスマルチコアになると説明したが正確には
ホモジニアスマルチコアになる可能性もあると言う事
ただこの話はあくまでも仮定なのである
同等のコアを複数増やしただけでは高速で計算出来たとしても
消費電力はコア分だけ増えるので
効率よく計算する為には高性能なコアが少数と
低性能だが低消費電力のコアが多数必要となる
ただAMDはコアを止める事によって消費電力を下げる方向へ向かっているので
単純なコアではなくある程度複雑なコアではないかと思われる



11月10日(木)20:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

一度じっくりと考査してみよう その5

K10初登場の話題は捜しきれなかったが
メモリコントローラーを内蔵した事と
2003年にIntelが2010年に向けての
大まかなロードマップを公開した事が
K10の登場を促している

で、AMD製CPUがヘテロジニアスマルチコアになるとすれば
時期は2008~9年頃のDDRⅢ対応新型ソケット
Opteronは実クロック3.2~4.0GHz程度の4or8コア、
Athlon64は実クロック3.6~4.4GHz程度の2or4コア
Turion64は実クロック3.2~4.0GHz程度の2or4コア
この様な棲み分けが成されると思われる
Opteronはサーバ用なのでコア数重視
Athlon64はデスクトップ用なのでクロック重視
Turion64はノート用なので省電力重視
現時点はこうなっているだろうけどIntelが大量にコアを追加してきた場合は
この比ではない



11月5日(土)19:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

一度じっくりと考査してみよう その4

K10が無くなるらしい・・・って言うかK10って何だ?
少なくともK10はK9の発展型でK9の話と同時期に現れた
問題はその話が出た頃が何時か?である
K9の話は2003年頃の話でK10もそれと同時期に語られ始めている
この頃のAMDは3つの選択肢を持っていた
1.Intelが90nmプロセスで完全に成功した場合
2.Intelが90nmプロセスで中途半端に終わった場合
3.Intelが90nmプロセスで完全に失敗した場合
2.に関しては現在の状況なので書かないとして1.と3.だった場合の話

Intelが90nmプロセスで成功していれば
Pentium4は130nmプロセス最高クロック3.4GHz×1.4倍の
4.8(4.76)GHzまで上がったと推測される
それに対しAMDはAthlon64の実クロックを2.8GHzまで上げ
Pentium4に対抗していたと推測される
そして2006年に新型ソケットでCPUを売る時に
『これからはデュアルコアが主流になる』とか言って
新型ソケットでのみAthlon64X2を発売したと思われる
これが本来のK9(Opteronでも同じ事が言える)
そして更に3年後ぐらいに更なる新型ソケットでAthlon64X4を発売する
これが本来のK10である
逆にIntelが1MHzも上げられなかったら
AMDは90nmに突入後バリューを除く全てのコアをデュアルコアにして
『HTテクノロジより疑似HTテクノロジ』とか言って
シェアの巻き返しにはならないが優位に立っていたと思われる

少なくともOpteronは長期に渡って考え抜かれたCPUである
単にOpteronがAthlon系+AMD64で構成されていたなら
ライセンスの関係でIntelにx86-64は奪われてIntelが金に物を言わせて
x64はPentiumと世界中に売りつけただろう
そうならない為にもOpteronはハード面で独自の構造を取ったと言える
デュアルコア用のバス確保
メモリコントローラー内蔵
ハイパートランスポートによる高速化
サーバ用は長期に渡って運用するのでCPUやメモリを変更して使う事はない
メモリコントローラーを内蔵したからと言ってサーバ関係は困らないのである
困るとすればそのメモリをどれだけ有効に使えるか?であって
その為に高速パラレル転送のハイパートランスポートを使い
1個の高クロックCPUで計算させるより2個の中クロックCPUで計算した方が
効率が良い為、細分化によってコアが追加できるようになっている
そして問題はその『長期』という言葉である
デスクトップの場合CPUやメモリを大量に追加する事は出来ないので
3年経てば買い換えるのが普通
サーバの場合は違う。少なくともデスクトップの倍、6年は同じシステムを使う
それを逆手に取ればOpteronは6年先まで考えて作られたCPUなのである
(逆にXeonはPentium4のマルチCPU対応版として発売された為
そろそろ根本的に考え方を変えないと洒落にならない事になる
実際にXeonはロードマップ上でもかなり苦戦している)
この結論から抜本的なコア改良は2010年になると推測される
(複数コアによる並列処理→ヘテロジニアスマルチコア)

少なくともIBMは既にヘテロジニアスマルチコアを完成させている
そしてそのCPU(ま、Cellなんだけど)がPowerPC G5同様
ハイパートランスポートが使われているとしたら
コアをRISCプロセッサではなくx86プロセッサにするだけで
ヘテロジニアスマルチコアOpteronは完成する
ただそんなに効率よく計算出来ないだろうから改良が加えられるのは確かだけど
物体として作る事は既に可能なのである
問題があるとすればハイパートランスポートの帯域幅を少なくとも
FSBを1.6GHz以上にする必要があるのが一つであると言える
あとはコアの配置方法や高クロック化だと思われる
(ハイパートランスポートの最低クロックは200MHz
ヘテロジニアスマルチコアは8コア以上だと思われるので
200×8=1.6GHzは必要となる)



11月5日(土)01:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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