パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



自作パソコンの作り方

自作パソコンを作ろう 第3回

第2回の続き

結果として残ったのはSocket775か939
どちらも現時点では最先端の物
そのうちエンコード等の重い処理をする場合はPentium4、Celeron用のSocket775
3Dゲーム等一度に複数の処理をする場合はAthlon64(FX)用のSocket939
を選択すると良い

次は拡張バスだが
PCIバス、AGPバス、PCI-Expressバスの3種類がある
PCIバスは汎用バスでビデオカードを初め多用途の拡張カードを刺す事ができる
AGPバスはビデオカード専用のバスであるが現在では過去のバスとなりつつある
PCI-ExpressバスはPCIバスの高速版で現在ではビデオカード用として使われているが
後々は多用途の拡張カードも刺せるようになる
従ってあまり拡張バスを刺したくない人はPCI-Expressバスが多い物を買い
必要になったら拡張するという手を取った方が良い
逆に今すぐ拡張カードを追加すると言う人はPCIバスが多い物がよいが
最低でもビデオカードを刺す事ができるPCI-Express x16バス付きの物がよい

あとは接続出来る記録媒体と光学機器
パラレルATAとシリアルATAの2種類がある
パラレルATAはハードディスクを初めとしてCD-ROMドライブ等の光学機器
シリアルATAは殆どハードディスクが多いがパラレルATAより高速なので
シリアルATAコネクタがある物を選ぶ事

最後にマザーボードから説明したのにはもう一つ訳がある
マザーボードの事が理解出来なければ買う時に困り全て店員に言われるがまま買う羽目になる
(組み立てる為にパーツを買っている人を見るが大抵マザーボードのところで迷っている)
そうなるとあとで後悔する可能性もある
自分が欲しいCPUさえ載れば良いからマザーボードなんて・・・という人もいるが
CPUとマザーボードとを接続する為のチップセットによっては他社の物と比べて10%ぐらい性能が変わる事もある
ちなみにこのチップセットの差はSocket775の方が大きい
逆にSocket939のチップセットはCPUに内蔵されているので
マザーボードによる性能の差はあまり無い

ここまでの事を理解すれば買う時に99%迷わず済む
CPUやビデオカードは雑誌を見れば済む
しかしマザーボードについて詳しく語る物は少ない
だから雑誌を買うにしてもマザーボードのレビューをしっかりしている物を買うのが良いし
ネットでその情報を仕入れるのも良い
CPUを城の城主だとすればマザーボードは城そのもの
立派な城を建てて立派な城主を据えればその国は安泰なのです



4月22日(金)23:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自作パソコンの作り方 | 管理

自作パソコンを作ろう 第2回

自作パソコンを作る為には最低でも
CPU、メモリ、マザーボード、
記録媒体、光学機器、入力機器、出力機器
そして組み立てたパーツを入れるケース
実際にパソコンとして動かすには基本ソフト(OS)が必要だがソフトである事と
パーツと同時にWindows買えば良いだけだからあとにする

先ず、何が一番肝心か?と言われると
ほぼ全てのサイトでCPUから語られるが
僕はマザーボードが一番大事だと思っているから
マザーボードからにする

日々文明は進化する為にパソコンには賞味期限がある
それはストレス無く使う事ができる期限であり期限が切れると
次のパソコンを買う必要が出てくる事になる
その期限を一番延ばす方法は『良いマザーボードを買う事』
マザーボード(海外ではメインボードと言う)はその名の通り母なる板(基本板)
マザーボードによって搭載できるCPU、メモリ、接続出来る媒体、機器の全てが決まる
現在市場で売られているマザーボードはCPUのタイプによって6種類ある
(実際にはもっとあるが個人ユーザーが使うパソコン用は6種類)
それぞれCPUとマザーボードとの接点(ピン)の数によって名称が違う
Socket775
Socket478
Socket370
Socket939
Socket754
SocketA(462)
このうち上2つはIntel製CPU専用(Pentium&Celeronシリーズ)
3つ目はIntel製&VIA製CPU用(C3シリーズ)
下3つはAMD製CPU専用(Athlon64(FX)&Sempronシリーズ)
基本的に同じ会社のCPUを搭載する物はピン数が多い方が高性能が出せる(=長持ちする)
従って買うとすれば
Socket775
Socket370
Socket939
の3つから選ぶ事になる
このうちSocket370は既に時代遅れの製品で
省電力サーバー等の特定用途向けパソコンを作る人が買う物なので
多用途でパソコンを利用する人は買わない方が良い
あとの詳しい事は次回



4月21日(木)22:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自作パソコンの作り方 | 管理

自作パソコンを作ろう 第1回

『自作パソコン』とはその名の通り『自分で作ったパソコン』
個人的には一台目から自作というのは勧めがたい
自己責任なので知識が必要だという点もあるが
やはり最初はメーカー製が一番だと思う
初めにメーカー製を買えば何時か気付くのです
ゲームやエンコードなど特化した使い方しかしていない事に
そうなると特化した事に対してパソコンを強化する必要が出てくる
そして強化する為にパーツの変更や増設をするが制限が多すぎる
こうやっているうちにパソコンに関する知識も付き
『何か自分で作った方が自分の用途に応じたパソコンを作れるな』
と思うのです
だから最初に行っておく
『用途が無いなら自作パソコンは止めておけ』
ちなみにインターネットがしたいと言うのは用途に入らない
インターネットなんか4,5年前のパソコンでも十分できるのだから
作る用途に入る事と言えば
『最新の3Dゲームがしたい』とか
『もっと高速にエンコードする録画用PCが欲しい』とか
『自分でサーバー立ち上げてホームページを運営したい』とか
かなり業務用向けな使い方をする人ぐらい
ただ『安いパソコンが欲しい』と言う人は作るべきです
ショップブランドと呼ばれるその店が作ったパソコンは安いけど
安い理由の一番は『既に時代遅れのパーツを使っている』事で
増設や変更による未来への道は狭いという最悪の事態に陥ります
自分で作るとショップブランドよりは値段は高くなるけど
選ぶ物さえ間違わなければ一日でも長く使う事はできるのだから



4月20日(水)22:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 自作パソコンの作り方 | 管理


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