パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



2007年10月を表示

Phenom X3 その2

Phenom X3が4コア品の歩止まりを向上する為の製品と
Intelはそう反論しているがその事について間違いはない
ただIntelがそう言うには裏があり
Core2シリーズの3コア品を作る事は不可能だからである

Intelは現在最悪の事態に陥っている
それは製品の種類が少なすぎる事である
65nmプロセスのCore2シリーズは全部で13種類
(4コア、2コア両方合わせてである)
それに対しAthlon系はX2のみで10種類あり
Phenomの2コア品も種類が揃えば同じぐらいの数になるだろう
(BLACK BOXや消費電力が違う物は外してある)
Intelは今後45nmプロセスに突入するが
それで追加される数は多くても40種類程度である
何故そうなってしまうかはFSBの関係である

45nmプロセスのFSBは1600MHzか1333MHz
(もしかしたら1066MHzの物も出る)
最高周波数は3.6GHz近辺、最低周波数は2.4GHz近辺となるので
FSB1600MHzだと
2.4、2.8、3.2、3.6GHz
の4種類しか作れなくなる
FSB1333MHzでも
2.33、2.66、3.0、3.33、3.66GHz
の5種類であり
FSB1066MHzの製品を作るとなると
2.13、2.4、2.66、3.0GHz
の4種類が限度(ミドルエンド向けなのでこれ以上上げられない)
これで4コア、2コアと作っても26種類
8コアを含めても40種類ぐらいだろう

それに対しAMDは65nmから45nmに移行する間
最高周波数が3.5GHz近辺、最低周波数が2.0GHz近辺となり
100MHz毎に揃えられるので各16種類
8コア、6コア、4コア、3コアが出されると64種類にもなる
(8コアと6コアは最高3.0GHz程度なので54種類)

これはあくまでもCore2とPhenomとの戦いなので
Pentium、Celeron系やAthlon、Sempron系も含めれば
その差は1.5倍ほどに膨れ上がる

Intelがこのラインナップの差に対抗する為には
キャッシュ容量の変更を余儀なくされるが
同じ構造でキャッシュが小さく安いなら誰もがそちらを買うだろう
従ってあまり有効な手ではない
だからと言って共用2次キャッシュを使っているので
3コア品は無理で6コア品も2コア×3で可能だが
ダイの形状はいびつな物になるので作らないだろう
(設計し直す必要がありそうでないと8コアと同サイズで作る羽目になる)

どちらにしろ来年のCPU業界は多分混沌となる
何故なら両社合わせて100種類以上のCPUが発売されるのだから



10月11日(木)20:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

Phenom X3

急遽作られたPhenom X3
当初はモデルナンバーがX4を被っていたが
それが変更されて
Phenom X4→Phenom 9シリーズ
Phenom X3→Phenom 7シリーズ
Phenom X2→Athlon 6シリーズ
となるらしい

このラインナップを見る限り明らかにオカシイ
先ず何の為のPhenomなのか?
Athlonより賢いからPhenomなのであって
それは共用3次キャッシュを搭載しているからである
なのに何故Phenom X2をAthlon呼ばわりするのか?

現実的に言ってAMDがこれから先すべてのK10製品に
3次キャッシュを搭載するとは思えない
となると搭載されない物も出てくるので
それをAthlonとして売れば良いだけ
わざわざ3次キャッシュ付きをAthlonにする必要はない

あとX4に9シリーズを付けるという事は
これ以上、上は無いと言っているのと同じ
ならば45nmプロセスで8コアは出さないのか?
X3を2個合体させて6コアとして出さないのか?
過去のAMDから考えれば必ず出すに決まっている
考えられる事は45nmプロセスの場合には
Phenom X8→Phenom 9シリーズの9500以上
Phenom X6→Phenom 7シリーズの7500以上
と考えられるがそれは混乱を来すだけ

個人的には初代Opteronと同様3桁の数字にして
一桁目はコア数、二桁目と三桁目はクロック数(100MHz単位)にすれば
一番見栄えがよい気がする
例えば4コア、2GHzなら420とか
2コア、3GHzなら230とか
先ず8コア以上をデスクトップ用に利用する事もないだろうし
10GHzを超える事は当分先だろう
となるとこのモデルナンバーで10年は戦える
Fusionを搭載すれば4桁にして
一桁目には世代別の番号を付ければ良い
例えば第一世代(多分両方45nmプロセス)4コア、2GHzなら1420
そしてGPUを40nmプロセスに変更したら2420
CPU、GPU両方32nmに変更したら3420と
9420までは行ける
折角新しい名称を付けたのだから大事にして欲しい
そう思う今日この頃



10月10日(水)22:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

これで分からなくなった その2

前回の最初に戻るが
Intelの方式はあくまでもVGAチップを搭載したCPUとなる
一方AMDの方は微妙である
これから先もマルチチップ構成を続けるとしたらもしかすると
CPUとしてではなくノースブリッジとして搭載される可能性が高い
元々K8登場時からノースブリッジは必要ない
それが存在しているのはVGAなどのデバイスがあるからであり
将来的にはCPU側にPCI-Expressバスを搭載するので
ノースブリッジは完全に不必要となる
ただノースブリッジとして積む為には
約100平方mmで無くてはならないので
現実的には45nmでシングルコア+ノースブリッジだろう

AMDは現在45nmプロセスになれば
シングルコアは無くなると言っている
それはダイサイズが小さくなりすぎて採算が取れないからであり
ノースブリッジに組み込む事は可能だという事になる
こうすれば必要ない時にCPUを省電力にするという必要が無く
コア部分を完全に停止してノースブリッジが演算を行えば良い
ただ欠点がありメモリがCPU側にあるのでレイテンシが長くなる

AMDが採用を促しているフォームファクターにDTXがある
DTXはATXより縦が短いのだが
そうなると横が異様に長い事になり
全てのデバイスがシリアル化した場合には
かなりの空きスペースが産まれる事が予想され
そこにメモリチップを搭載する可能性もある
(2Gbitチップ4枚で1GBあれば十分だろう)
そうなると組み込み向けでも可能になり
多分旧ATiがマルチメディア用途で作っていた家電製品のパーツとして
使われる事になるだろう
(但し日本では発売されていない)



10月8日(月)03:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

これで分からなくなった

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1005/kaigai391.htm
IntelはGPUをネイティブで統合するとの事
その後チップセットにGPUを統合する予定は無いらしい
それはつまりIntel製CPUを使った時点で
グラフィックはIntel製になるという事であり
従って現在ノースブリッジに搭載されているGPUは
今後必要なくなる
これは互換チップを製造しているSiSとnVIDIAにとって
VGAオンボードチップを搭載するローエンドマザーボード市場から
追い出される事になる

nVIDIAはハイエンドからローエンドまで全てのランクで
チップを発売していてローエンドが消えたとしてもどうにかなるが
殆どローエンドのみのSiSにとってこの事は致命的である

一方AMDはあくまでも2チップで搭載するので
GPU側が自社のRADEONで無くても良いのである
それはGeForceを使ってのFusionも可能だという事
元々nVIDIAは当時参入しやすかった
AMD製CPU用のチップセット市場に名乗りを上げ成功した
しかし現在ではATiがAMDに代わりシェアが食われるので
Intel製CPU用でシェアの拡大を狙っていたが
これで再びAMD側に戻ってくる事になる
(戻ってくると言っても7:3が6:4位になった程度だろう)

SiSはどちらもローエンド向けに製品を作ってきていたが
AMD製CPU用ではnVIDIA、ATi(現AMD)、VIAが
居た為に追い出される形となってIntel側に付いていた
しかしIntel側から追い出されるとなると何処にも行き場がない
唯一の救いはVIAがデスクトップ用チップセット市場から撤退し
自社製CPU搭載の組み込み用にしか使わないと言っているので
nVIDIAとAMDの隙間を狙う事は可能であるが
SiS製チップセットに搭載されているGPUは
XGIが分社化する時に置いていった物であり
さほど強力なGPUでは無い

互換チップセットとしてはnVIDIAに吸収され消えた
ALi(ULi)の次に古いSiSも消える運命にあるのか?



10月5日(金)21:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:ハード | 管理

久しぶりの書き込み

前回書いた時より一ヶ月半経過している・・・
ま、日記ではないので良いんだけどね

最近AMDは黒い箱に入れてCPUを発売している
個人的に買う予定はないが貰えるなら欲しい

今日はその話ではなくPhenom FX-91の話である
ちまたでは2.8GHzでは無いかと言われているが
FX-80,90がFX-60,70と同じ2.6GHzだとすれば
2.7GHzが妥当だと思われる
元々FX-51の発売から100MHzで1上がってきた
それがPhenomになったからと言って変わるとは思えない
あと45nmプロセスでの最高クロックは
CPU内部の構造により3.5GHzが限度だと思われ
仮に3.5GHzが出るとなればFX-99となり最高値となる

ただ問題は45nmプロセスのダイ構成である
45nmプロセスではネイティブオクタコアではなく
クアッドコア×2でオクタコアを実現する
そうなってくるとクアッドコアで65W程度でないと
オクタコアにする事は出来ない
計算上現行の65nmプロセスのAthlon64 X2で
65Wなのは2.6GHzまで
このまま45nmプロセスにシュリンクすれば3.64GHzは可能
3次キャッシュの追加を考えれば3.5GHzが限度だろう
クアッドコア用は3.5GHzだと125W位になり
65Wの限界は0.8を掛けた2.9GHz位
従ってクアッドコア×2の構成だと2.9GHzが限度となる
現在のロードマップではネイティブオクタコアの存在は無い
多分45nmプロセスではFusionを重視し
32nmプロセスに持ち越すのだろう



10月4日(木)21:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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