K10.5ではないのか? その2 |
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| 前回の続き とは言っても3ヶ月経過している
AMDがFPUユニットをエミュレート出来るかどうか ここには多大な問題がある しかしそれを解決する最も簡単な方法がある その答えはIntelが1989年に作ったi486DXにある i486DXはALUユニットとFPUユニットを 別々に搭載している つまり追い出されたFPUユニットをGPUに搭載するのである 考えられる事としてはFusionをデスクトップ用の 全てのコアで搭載されてx87やSSEはGPU側で行う こうする事によってCPU側は整数演算重視 GPUは浮動小数点重視となり それぞれのコアを特化させる事によって CPUは高クロック、GPUは高IPCを実現出来る
その証拠となるべき話がある K10.5と呼ばれるコアは L2がコア毎で倍になっていると言われている ここでミソなのは『L2がコア毎で倍』という点 つまり現状のK10とは違う設計が成されている事になり 可能性として最も高いのは共用L2 これは有り得ない話ではない 何故なら現行RADEONのL2はコアと直接繋がっていない 何処に繋がっているかというとメモリコントローラーなのである RV770と呼ばれるRADEON4870は 64bitのメモリコントローラーを4つ搭載し 各メモコンに256KBずつ装備している この方式を取ると物理的には256KB×4になっているのだが コア側から見ると1MBあるように見えるのである
Rev.CのPhenom X4は L2が512KB×4、L3が6MBとなり 65nmの時より4MB増量される事になるが もしL2を共用しているのであれば L2が1MB×4、L3は非搭載なので 65nmの時よりコアの拡張分だけ大きくなっているだけで 約2億トランジスタ削減できる事になり 周波数も限界である1.4倍まで向上できる これでNehalemに対抗する事が出来るようになり Intelが長年越える事が出来ずに居た 4GHzを越える事だって可能になる
続く
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9月3日(水)22:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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