パソコンオタクの戯れ言
 
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2008年9月を表示

K10.5ではないのか? その2

前回の続き
とは言っても3ヶ月経過している

AMDがFPUユニットをエミュレート出来るかどうか
ここには多大な問題がある
しかしそれを解決する最も簡単な方法がある
その答えはIntelが1989年に作ったi486DXにある
i486DXはALUユニットとFPUユニットを
別々に搭載している
つまり追い出されたFPUユニットをGPUに搭載するのである
考えられる事としてはFusionをデスクトップ用の
全てのコアで搭載されてx87やSSEはGPU側で行う
こうする事によってCPU側は整数演算重視
GPUは浮動小数点重視となり
それぞれのコアを特化させる事によって
CPUは高クロック、GPUは高IPCを実現出来る

その証拠となるべき話がある
K10.5と呼ばれるコアは
L2がコア毎で倍になっていると言われている
ここでミソなのは『L2がコア毎で倍』という点
つまり現状のK10とは違う設計が成されている事になり
可能性として最も高いのは共用L2
これは有り得ない話ではない
何故なら現行RADEONのL2はコアと直接繋がっていない
何処に繋がっているかというとメモリコントローラーなのである
RV770と呼ばれるRADEON4870は
64bitのメモリコントローラーを4つ搭載し
各メモコンに256KBずつ装備している
この方式を取ると物理的には256KB×4になっているのだが
コア側から見ると1MBあるように見えるのである

Rev.CのPhenom X4は
L2が512KB×4、L3が6MBとなり
65nmの時より4MB増量される事になるが
もしL2を共用しているのであれば
L2が1MB×4、L3は非搭載なので
65nmの時よりコアの拡張分だけ大きくなっているだけで
約2億トランジスタ削減できる事になり
周波数も限界である1.4倍まで向上できる
これでNehalemに対抗する事が出来るようになり
Intelが長年越える事が出来ずに居た
4GHzを越える事だって可能になる

続く



9月3日(水)22:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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