パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



K8系ロードマップ

9月になって色々な情報が流れている
CPU全般で言える事は来年に4コア版が出る事だが
ハイパートランスポートのバージョンは変わらない為
DDR3やFB-DIMM2を採用する可能性は低い≠ピン数の変更は無い
そしてK8L自体に変更は無くRev.Hで実現する
と言う事はOpteronは分からないが少なくともAthlon64は
コア数、周波数、キャッシュ量が同一でも
モデルナンバーが変わる可能性がある

あと4×4プラットホームはSocketFで行われる可能性が高い
でもそれだと初代Athlon64FXと同じでメモリが・・・と言う結論に
多分Opteron22××シリーズをそのまま使うからだろうけど
そこまでしてする事なのかどうかが疑問である

今後倍率が半整数倍(つまり0.5倍)を設定できるようになるらしく
Athlon64X2 4800+、4600+、4000+の
2次キャッシュが512KBになり周波数が
それぞれ2.5GHz、2.3GHz、2.1GHzになるとの
情報があるがメモリコントローラを内蔵している以上
この設定にはかなり無理がある
DDR2のFSBは200、266、333、400MHzの4種類
従ってCPUの周波数は200MHzの整数倍でないと同期は取り辛い
そしてDDR3になれば400、533、667、800MHzになるので
周波数は200MHzか400MHzずつでないとならなくなる
そう考えると半整数倍を有効にする理由は
周波数を100MHz刻みにする事ではなく
ハイパートランスポートの基本周波数を
現行の200MHz刻みから400MHz刻みに変更して
周波数を200MHz刻みにする為に有効にすると考えるのが無難である

この考えに辿り着くもう一つの理由として
AMDが考えるCPUの最大倍率は16倍だと思われる
多分基本周波数と実際の周波数がかけ離れていると
CPUのキャッシュ量を増やさないと効率が悪くなる可能性があり
ダイレクトコネクトアークテキチャを採用してCPUとメモリとの関係を
密接にしているK8系にとってキャッシュ量の増加はあまり必要ではないし
CPUのダイサイズが増加する事はそれだけコストが掛かる
現行での基本周波数は200MHz・・・つまり最大で3.2GHzである
そしてその3.2GHzはもうすぐそこまで来ている
(実際にOpteron856、256は実クロック3GHz)
だからこそ基本周波数を倍にして倍率を半整数倍出来れば
現行と同じ200MHzずつにする事ができる
CPUの構造に関して一番分かりやすいのは
Intel製の物と比べてみれば一目瞭然である
Intel製の場合プロセスが細分化するとコアは縮小するが
2次キャッシュ量は倍になるので実際にはあまり縮小していない
それに対しAMD製は細分化しても2次キャッシュ量が変わらない為
コア、キャッシュ共に縮小する
つまりプロセスが細分化すればするほど
Intel製CPUとAMD製CPUとのコスト差は開いていく
この事は価格に直結するので同じ性能でも
Intelよりも安いCPUを作る事が出来るようになる
実際にIntelのCore2Duoは143平方mmぐらい
65nmプロセスのAthlon64X2(512KB版)は約100~110平方mm
つまりIntel製に比べて69~76%安く作れるのである
45nmプロセスになればその差は更に広がる
K8アークテキチャの売りである安い、早い、旨いの三拍子が
揃っている事を証明する決定的な事実である



9月24日(日)14:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

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