パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



何故8コアを作らないのか? その2

長くなったので分割

次世代のItaniumであるTukwilaは
65nmで作られる予定であり
コア数は4(HTT搭載で8スレッド)
トランジスタ数20.5億
目標は2GHzで170Wとなっている
ではShanghaiの16コアと言うと
計算通りに進めばトランジスタ数は約28億
1.9GHzでTDP130W
つまり仮にTukwilaが45nmに移行して
トランジスタ数を倍増させても
構造上MCM構成になるので周波数は向上しないし
周波数を向上させようとしても1.4倍にしかならず
スレッド数を増やした所で物理コアの性能には勝てない
そして何よりx86命令が扱えない
要するにItaniumを完全玉砕できるのである

それとは別に先日、IntelがNehalemなどの
次世代CPUの詳細をより詳しく公表した
その中でNehalem系はキャッシュ量やコストを考えて
6コアがベストだと言っている
何故そうなのか?
答えは至って簡単
ハイパースレッティング(HT)を搭載しているからである
元々Pentium4でHTが搭載された理由は
高クロック化によりコア内部に空きが生じる為
その空きを埋める為に搭載された
その事を念頭に置いた上で同じTDP枠で
8コア品と6コア品を作った場合
8コア品は6コア品より周波数を下げる必要がある
しかもNehalem系はPentium4とは違い
Core2系と同じ高IPCのCPU
つまり同クロックのPentium4に比べて
コア内部の空きは少ないはずである
周波数が低い上に空きが少ないならHTの意味はなく
もしかしたら8コア+HT無駄と6コア+HT有効とでは
性能差で1.1~1.2倍程度しか無いのか
もしかしたら逆転している可能性もある
これならNehalemにもOpteronは
勝てる可能性がある



3月20日(木)00:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

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