パソコンオタクの戯れ言
 
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2006年3月19日を表示

65nmプロセスが遅れているという事は良い事だ

http://www.theinquirer.net/?article=30385
要するに65nmプロセスの遅延の原因はOpteron8xxシリーズを使う
4Pサーバーが売れまくっている為で
Fab36はOpteron8xxシリーズを大量に生産できるレベルでないと
これに対処することが出来ないから
それまでは90nmプロセスで耐え忍ぶしかないと言う事なのだろう
知っての通りAMDはサーバーからモバイルまで同じコアを使っている
その中でもハイパートランスポートを3本全て必要とする
Opteron8xxシリーズを作るのが一番難しい
そして90nmプロセスより65nmプロセスの方が更に困難になる
Sempronは90nmと同じだが
Athlon64は仮想化技術を搭載し
Opteronは仮想化技術とセキュリティ技術を搭載しなくてはならない
特にWindowsVistaを搭載する事を考えれば
Opteronを大量に作る必要がある
Microsoft内部では
『ECC付きメモリを使えばWindowsの安定度は向上する』
との見解があり
構造的に『絶対にECC付きを搭載しなければならない』Opteronは
この要望に答えられる物となる
Intel製でもECC付きしか認めないノースブリッジを付ければ良いだけだが
逆を言えばノースブリッジ次第でECCを必要としない構成も可能だという事
個人ユーザーにはその方が便利だが企業的にはイメージ的に悪い
その点で言えばOpteronという名称だけで安全性が問える事は
良い事だと思えるし
AMDもその安全性を重視しているからセキュリティ技術を追加するのだろう
ただ個人ユーザーは多額を投資しない限り2P構成を出来なくなるが
今まで個人ユーザーがデュアルCPUを使う理由は
複数のアプリケーションを同時利用する場合に
処理能力の低下を抑える為に使われるか
デュアルCPU用のアプリケーションを使い
処理能力を向上させる為である
前者の場合はデュアルコア化で済む話であり
後者の場合でもクワッドコアになれば問題は殆ど無くなると思われる
(元々Xeonを基準としており現時点ではXeon3.46GHz×2の構成も
PentiumXE 955を搭載すれば済む話である)
8コア以上に対応したアプリケーションがあれば話は別だが
一般用途向けには一切存在していない
少なくともAMDはK8製造時からマルチコアを重視しており
その点に関してはIntelより優れた物を作っている
65nmの次は45nm。多分移行は簡単に進むと思われる
それと同時にK10が姿を現して来て
32nmプロセスでその猛威を振るう事になる
少なくともK10が出るのは45nmプロセスになる2009年
それまではIntelに負け続けると思われるがアプリケーションの
マルチスレッド化かが進めばCPUの構造上その差は減るので
何とか戦えるのではないかと思われる



3月19日(日)17:42 | トラックバック(0) | コメント(14) | パソコン関連:AMD | 管理


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