パソコンオタクの戯れ言
 
貧乏人だからこそ買う物は考えないと
 



2006年3月15日を表示

Rev.F以降で分かっている事 その3

http://www.theinquirer.net/?article=30290
DDR→DDR2への変更で5%性能が向上するとの事
そうなってくればConroeとのベンチ差も
平均1.23倍から1.17倍になる

そして新しく判った事がある
何故Conroe vs FX-60@2.8GHzだったか?を突き止めると
Intelの考えているAthlon64シリーズの最高速が2.8GHzである事と
1CPU同士が一番ベンチ結果の差が生まれるからである
少なくとも1&2CPUでは性能的に勝つ事が可能だが
2コアで16CPUだと逆転するのである
そして4コアなら8CPUで逆転する
つまり2コアでもXeonMP 8CPU構成 vs Opteron 8xxシリーズでは
気休め程度でしかないし4コア勝負なら負けるのである
そしてK8Lが出るのなら4CPU構成・・・いや、2CPU構成でも
負ける可能性がある
だからこそ当分負ける事の無いConroe vs FX-60@2.8GHzで
ベンチ結果を見せる為に選んだと考えられる
もしその勝負に勝つ自信があるのなら
UP(1CPU)やDP(2CPU)同士の戦いだけではなく
4CPUでも8CPUでも持ってこられるはずである
(実際には1CPUでのベンチと2CPUでの簡単な表しか見せていない)
ま、CPU同士を直結しているダイレクトコネクトアークテクチャには
個数が増える度に差が縮まっていくのは目に見えているので
例えFSBがシリアル転送になったとしても勝つ事は不可能に近い
Intelが今の権力を誇示できるのはサーバー用のCPUが
幅を利かせているからである
次世代のコアがこの形だとすればサーバー用のシェアは
確実にAMDに奪われる
つまりIntelが1コアあたりの性能を求める設計をしたい上
AMDはOpteron系を再強化すれば良いし
Opteronのシェアが増えればデスクトップ用CPUの値下げ競争にあっても
サーバーの利益を使えば問題は無い

一部追加&修正



3月15日(水)22:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理

Rev.F以降で分かっている事 その2

前回の訂正としてSocketFはDDR2 667MHzのデュアルチャンネル
つまりHT速度1.4GHzとなる
この場合、リビジョンに関してはEステップではないかと思われ
ハイパートランスポート3.0が完成すれば速度は向上するだろう
(要するにB3コアOpteronを出した時と同じ状況)

で、問題はRev.FでConroeに勝てるのか?と言う事である
90nm、2コアでは先ず勝てない
AMDは90nm、2コアで2.6GHzが限界としている
計算式
130nmの最高速2.4GHz
プロセスの細分化によるクロック向上分1.4倍を掛け
消費電力を半減させる為にクロック比を0.8倍にしている
2400×1.4×0.8=2688MHz
65nmプロセスなら
2688×1.4×0.8=3011MHzだがこれは多分FXシリーズになるので
1グレード下の2.8GHzが妥当だと思われる
ConroeはAMDの2.8GHzに対して
ベンチ結果では平均1.23倍なので
2800×1.23=3447MHz
少なくとも65nm、2コアでも勝つ事は出来ないが、
4コアになると少し変わる
AMD 2800×1.9×1.9=5320MHz相当
Intel 3447×1.9×1.8=6205MHz相当
比率としては2コアだと同じだが4コアだと1.16倍と
未だCPUの未完成度が浮き彫りになる
少なくとも3GHz時代に1.16倍程度変わるとすれば
その差は2グレード分となる
更にIntelはAMDのシェアを奪い返す為、安売りに入りシェアの低下は免れない
が、AMD自体は巻き返しの戦略を既に練っているので
これと言って問題視していないが
クワッドコアが出るまで苦しいのは間違いない
丁度この時期はWindowsVistaが発売される
Vistaで新規に組むならAthlonが安くて良い塩梅かも

一部訂正
Athlon64シリーズの最高クロックを3.0GHzから2.8GHzに変更



3月15日(水)01:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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