パソコンオタクの戯れ言
 
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2007年1月24日を表示

L2レイテンシの増加 その2

http://journal.mycom.co.jp/special/2003/opteron/images/f01.gif
こっちの絵の方が分かりやすいかな?

既存のK8
L1にデータが無い

L2へアクセス開始

L2 Tagの時にDRAMアクセス開始

65nmプロセス以降
L1にデータが無い

L3にデータがあるかどうかの確認開始(無い場合は待機)

L2へアクセス開始

L3からの返答(無い場合はそのまま)

L2 Tagの時にL3にデータがある場合はL3へアクセス開始
L3が無いorL3にデータが無い場合はDRAMへアクセス開始

すなわちK8コアの基本設計を崩さず
L3へのアクセスが追加された分のレイテンシを
出来るだけ削減した結果、L2の読み込みが遅くなる・・・と考える
そうでなければ4コア&L3搭載時に約283平方mmになる
K8LのL2を倍にするのは自殺行為であり
L2とL3とのバランスを『色々組み合わせて行った結果』と
言っていたのに確実に矛盾する事をやろうとしている事になる

しかし後藤さんの過去の記事で「L3とメインメモリへ同時にアクセスする」と
書いてあったのでイマイチ腑に落ちない
そこで考えたのがデータバス幅である
K8の内部データバス幅は64bitであったが
K8Lでは128bitに拡張されている
しかし1次キャッシュ量に変更が無いため
データがキャッシュに溜るよりも読み込まれる方が早く
空回りしているからじゃないかと思われる



1月24日(水)03:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理


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