DualGeodeNX with TigerMP 続き その2 |
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| BIOSを1.03から1.05に書き換えるがその後起動しなくなる つまりサラブレッドコアだと認識させるとエラーとなるのだろう (サラブレッドコアで倍率5倍はGeodeNX1250@6Wしかないので) となるとBIOS上では180nmプロセスのCPUとして 認識されている事になる となると実クロック1GHzのGeodeNX1500@6Wも同様だと判断できる (サラブレッドで倍率7.5倍のCPUも存在しないので)
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2月26日(日)18:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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方向性の違い |
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| http://www.theinquirer.net/?article=29890 浮動小数点処理装置を2倍にして全体で1.5倍の性能向上が見込まれる K8L(仮)か・・・ま、当然といえば当然かも知れない 少なくともIntelのConroeやMeromの4命令同時実行は 確か『整数演算のみ』だったはずなので方向性が違うのだろう ここでCPUが行う演算を考えてみる CPUは整数演算と浮動小数点演算が実行できる 整数演算とは別名固定小数点演算と言って ・表現できる範囲が狭い ・誤差のない数値 ・小数点以下は表現できない そして浮動小数点演算は ・表現できる範囲が広い ・誤差を含む ・小数点以下も表現できる とそれぞれ全く違うのである 整数演算で行える命令の一つに『int』という物があり これは32bitで計算できる値である 実際の数値は-2,147,483,648 ~ +2,147,483,647であり これだと数十、数百億単位で計算を実行している 金融機関等のシステムでは不足している 従って64bitで計算できる『long』という命令を作り 数値を-9,223,372,036,854,775,808 ~ +9,223,372,036,854,775,807まで計算できる様にしたのである x86系CPUは今までは32bitCPUだったので 64bitの計算をするとなると32bitより時間が掛かっていた (実際には拡張命令を使って高速化するが64bitCPUなら 拡張命令を使う必要がない) 従って金融機関等のメインサーバー等にはx86命令より先に 64bit化していたRISCプロセッサが使われていた ただ今やx86命令も一部のCPUを除き64bit化している つまり『int』でも『long』でも同じ時間で計算できる様になったのである そうなってくるとライバルはサーバー用途として君臨している RISCプロセッサという事になる RISCプロセッサの強みはCPUを連結して並列処理が出来る点 IntelのCPUで最も接続する数が多いのはXeonMPの4個 AMDのOpteronは現時点で8個なのでXeonMPには勝っている (実際には特注品なんかもあるので違うけど) そしてAMDはSocketFで32個接続を行おうとしている これは小規模クラスから中規模クラスへとサーバー市場での幅を 広げようとしている事以外考えられない そこで必要となってくるのは少なくとも整数演算を高速化させる事ではなく 浮動小数点演算を高速化させる事である 整数演算を特化したとしても所詮は『限られた数値』であり それ以上(それ以下)の数値に関しては計算すらできない そして一般的なプログラムでは正確性を求めない限り 浮動小数点演算を使うのが当たり前である 従って浮動小数点処理装置を増やす事が全体性能の向上に繋がる 最近はWindowsもサーバー市場に足を踏み入れようとしている K8L(仮)&Windows・・・x86命令が何処まで食い込めるか?
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2月26日(日)02:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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