とは言ってもRev.Fも気に掛かる その3 |
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| http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0208/kaigai240.htm 説明を読むと外部接続用のハイパートランスポートは5本ある事が言える 理由 1.クワッドコアにするべくCPU内部に空きポートが2つ必要 2.32個接続するとなると全部で5本あれば良いので (1本はCPUorサウスブリッジ接続の廃絶利用だし)
となるとSocketFの1207ピンはやはりHT帯域幅を16bitから 32bitに拡張しているのではないかと思われる 先ず1207-940=267本 現行のOpteronの外部接続用ハイパートランスポートは3本なので 17×2=34×3=102本 これはファンクションデータシートにも書いてある。それが倍になるとすれば 33×2=66×5=330本 330-102=228 つまり228本増加すれば良いだけである
あと現行のOpteronには40本ほど空きがあるらしいので 228-40=188本 267-188=79本 仮に電力供給に必要な量を確保するにしても79本余っているので ここから供給できる様にすれば良いだけであって 電源供給の為に267本も増やすとは思えない 第一消費電力が洒落にならなくなるだろう 少なくともクロックの向上よりマルチコア重視で 65nmプロセスになったからと言って90nmプロセスの1.4倍以上 クロックアップするとも思えない(当たり前) 第一Cool且つ高性能で売っているCPUで 間違っても『空冷限界値突破』と宣言しないだろう あと現在のOpteron用マザーボード自体 120Wに耐えられる様に作られている
それにコアが増えれば増えるほど帯域幅は必要であって クワッドコアのCPUを32個接続出来てもその接点が今の1.4倍 (現行の物を1.4GHzとしてクワッドコアの時を2GHzとしている) でしかないのなら全く意味がない 仮にハイパートランスポートがCコアOpteronの接続速度(800MHz)の 4倍以上出せるというのなら別だろうけど3.2GHzなんかで接続した日には 配線の関係上CPU同士を合体させるぐらいの距離に付けなきゃならなくなる そう考えればプロセスルールに則って2GHzが限度であり 転送量を増やす為にデータバス幅を倍にするのが適切だと考えられる (現行は16bit、1.4GHzで11.2GB/s 計算上だと32bit、2GHzで32GB/sとなり 最大CPU数(32個)で割れば1GB/sになるし 90nmプロセスOpteronやSocket939マザーボードで サウスブリッジとの帯域幅を8GB/sにしたのも 最大CPU数(8個)で割れば1GB/sになるからだろう これでクワッドコアで32個接続しても何の弊害もない物が完成する) でもこの状況だと8コアは出そうにないな
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2月23日(木)02:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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物の考え方は・・・ |
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| http://www.theinquirer.net/?article=29724 やっぱり西洋より東洋らしい そうでなければ6並びの日には発売しないだろう それはさておき65nmプロセスに突入すれば両社ともクワッドコアを投入し コア数で勝負すると言っている でもよく考えてみよう 現行のAthlon64 X2は別々のバスなのでFSBは DDR400×2の800MHz PentiumDはFSBは800MHzだが共用バスなので 1つのコアが再びメモリからデータを読み込むには もう一方のコアがデータを計算している時でしか出来ず 厳密には400MHz相当だと思われる クワッドコアになった場合 Athlon64 X4(仮)はX2同様別々なのでFSBは DDRⅡ800×2の1.6GHz INTEL COREの4コア版はFSB1066MHzだが デュアルコアを2つ合わせた物になるらしいので 結局半分の533MHz程度になると思われる 1.6GHzと533MHz 2003年2月にIntelがFSB800MHz版のPentium4を発売した時 AthlonXPのFSBは266MHzだった 来年のQ2にはこれが逆転する事になる ただこれは『Athlon64 X4(仮)がDDRⅡ対応だった場合』である 少なくともAthlon64 ×4(仮)はHT規格ver2.0の時の経験上 DDRⅢ対応であると思われる つまりメモリさえ作られればDDRⅢ1600に対応できる 1.6GHz×2=3.2GHz vs 533MHz 過去FSBに6倍の差が付いた事はない それを比較するとなると・・・ Opteron140でDDR400のデュアルチャンネルと Athlon1.4GHzでPC133 SDRAMとの勝負か? その性能差がどれだけの物かが分からないが使ってきたPCで考えて Duron700MHzでPC100 SDRAMと Opteron140でDDR266のデュアルチャンネルとでは 圧倒的にレスポンスが違う(比率 1 : 5.33 ) アークテキチャ的に違うから比較にはならないか・・・
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2月20日(月)21:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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とは言ってもRev.Fも気に掛かる その2 |
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| Rev.Fは90nmプロセス最後の製品 と言う事は130nm最後の製品であったCGコアと同じ この時のCPUと現在発売されているCPU(Rev.E)との共通点 Sempron以外のCPUは翌年、同クロックでデュアルコア版が登場している つまり今年何処まで上がるかでクワッドコアCPUのクロックが決まる 予想としてはIntelが出すCPUと同クロックになる3.0GHzだと思われる (ConroeのE6900が3.2GHzになるが今年中には出ないだろう 出るとしてもどうせ高値だしAthlon64FXが相手をすると思う) とすると65nmプロセス版クワッドコアCPUは2.2GHz~3.0GHzか? (Athlon64の場合は2.6~3.0GHz) そうなれば2.4GHzまでのシングル&デュアルコアはSempron行き? それも良いけど結局Intel次第なんだよな・・・
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2月13日(月)00:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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とは言ってもRev.Fも気に掛かる |
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| と言う訳でRev.Fの話だが 一番の疑問はDDRⅡ800MHz対応だという点である ハイパートランスポートのバージョンが現行のOpteronと同じなら どう考えてもDDRⅡ667MHzが限界で DDRⅡ800MHzをサポートする必要がない (サポートしてもDDRⅡ667MHzと同じ性能しかでないから意味がない) DDRⅡ800MHzをサポートするには ハイパートランスポートが1.6GHz以上出る事が必須となる ここでOpteronのB3コアを思い出してみよう B3コアのOpteronはハイパートランスポートの速度が600MHzで 対応メモリはDDR200~333MHzだった そう。600MHzなのにも関わらすDDR333MHzのデュアルチャンネル (DDR333×2=666MHz)はサポートしていたのである (実際には600MHzしか出ない) とすると考えられる事は Rev.FではDDRⅡ800MHzに対応しているが 実際にはDDRⅡ667MHzまでしか利用できず Rev.Gで初めてDDRⅡ800MHzをサポートするのであろう (Rev.G=65nmプロセス最初の製品?) で、Rev.Hでクワッドコア?
そう考えるとやはり外部CPUやサウスブリッジとの接続は 32bitデータバス幅になっているのか? いや、外部CPUは兎も角サウスブリッジとは16bitのままではないかという 疑問も浮上してきている http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0208/kaigai240.htm http://www.sis.com/pressroom/pressrelease_000212.htm 要するに外部CPUとの接続とサウスブリッジとの接続は 現行のOpteronとは違い別の経路を辿る事になっているし 現行のチップセットでも次世代CPUとの接続は可能だから データバス幅は同じと推測できる ま、サウスブリッジとのデータを高速化したとしても意味はないか
少なくとも現行の流れではK8系で8コアCPUは出ない様な気がする 仮に出るとするならばK10の開発が行き詰まった時だろう それだとFSB333&400MHz版のAthlonXPと同じ事になるが 前回と違う点があるとすれば『K9をキャンセルしてK10を作っている』所 K9をキャンセルしてもK8がその分を埋めてくれるので余計な物を作らずに K10を作る事が出来る 逆にK10はそれだけの時間を掛けるのだから K8を越える技術を搭載するのだろう
で、最近思うのだが『CPUの数が多すぎて訳が分からない』 十中八九IntelのせいだがAMDはこうならない様に CPUの棲み分けをちゃんとして貰いたいものです
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2月12日(日)02:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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今更気付いた事 |
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| いつの間にかProfessionalの“ i ”が抜けていたので一部は修正したが 何処かに残っていたらご愛敬
今年はあまりパソコンを作らない気でいたが 通販で何故かCPUを買ってしまった。しかも2個 その名は敢えて言わないがとりあえず言える事は Opteron140、CeleronD310に続き 『またもやシリーズ最低速度のCPUを買った』って事だけは言える (ヒント K7系、FSB266MHz、倍率5倍) 届いたらやる事は『CPUの電力を5Vから供給する為に 本来なら5Vが30A以上必要なデュアルCPU用のマザーボードを使って 総出力81W(5Vは11A)の電源で動くかどうかが試したい』 唯一問題があるとすればマザーボード関係だろうけど
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2月2日(木)01:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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色々と回ってみたが・・・ |
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| SocketM2の情報を探してWebを巡回したが中国語ばっかり・・・ こちとら英語だって読めないっちゅうねん!
それはさておき一つ疑問なのは 『未だにFSBを理解していない人が多い』って事 FSBはフロント(F)サイド(S)バス(B)の略で CPUが計算するデータを入手する為のバス パソコンの基本的な動作としてユーザーが情報を入力すると HDDに置かれたデータがメモリへ移動し メモリからCPUがデータを読み込み計算、処理し そして各パーツへと命令が実行される (大雑把で一部違う点があるかも知れないが大体こんな感じ) つまりメモリとCPUとを結ぶバスの事である K8系アークテキチャの場合HT帯域幅1GHzと書かれているが それはCPUとサウスブリッジとを結ぶバスであってFSBではない だからK8系でDDR 400MHzのデュアルチャンネルなら HT帯域幅が1GHzだうが800MHzだろうが プロセスが130nmだろうが90nmだろうが ソケットが940だろうが939だろうが FSBは800MHzなのである(Socket754はメモリの速度=FSB) そして今年登場する新型でDDR2 667MHzのデュアルチャンネルなら プロセスが90nmだろうが65nmだろうが ソケットがFだろうがAM2だろうがS1だろうが FSBは1.33GHzなのである (ただHT帯域幅が1GHzなのは気になるが・・・) 長くなって分からないって人の為に簡潔に書くと 『HT規格の最大帯域幅=最大FSB』って事 90nmプロセスのCPUがメモリの事で色々言われるのは HTバージョン2.0で最高1.4GHz出せるのにもかかわらず DDR規格にしか対応していない為 FSBが400MHz×2=800MHzしか出せない為である (FXはDDR 500MHz×2=1GHz出せるらしいがそれでも足りない)
従ってEステップとFステップで何が変わるのか?と問われれば 『対応するメモリが変わってFSBを上げる事が出来る様になる』事と 『その為には現行の物とは違うメモリ&マザーボードが必要になる』 事の2つ CPUの機能追加もあるがそれは殆どノースブリッジ部分の話であって CPUコアやHT帯域幅なんかは何も変わらない だってコア自体はシンプルイズベストから何も変える必要はないのよ 肝心なのは『如何にして複数のコアを効率よく回すか』って事 AMDはこのレースを既にスタートし4コアの障害に取りかかっているが Intelは未だデュアルコアで4コアの障害には取りかかっていない (取りかかっているかも知れないがAMDより先に4コアは無理だろう あるとすればPentiumDみたいに無理矢理詰め込むかもしれない)
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1月29日(日)22:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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2006年の予想(AMD編 その2) |
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| AMDは2007~8年頃に新しいアークテキチャのCPUを発表する予定らしい 1つはサーバー、ワークステーション用 もう一つはモバイル用である ま、K8の次はこの2つのどちらかにシフトする事になるのだろう
それはそれとして前回の続き 当面はコア内部の拡張をせずインターフェイス部分を改良していく方向らしい 従ってSocketM2版となっても現行のK8系と大差はない そして2007年にはクワッドコアを投入する方向で進んでいる つまりAthlon64 X2の周波数は3.4GHz(3.33GHz)までとなる そしてIntelに準備がありクワッドコアを出せばAthlon64 X4を出すのだろう Intelは省電力と1コアあたりの性能を重視する方向で進み AMDは周波数を上げながらCPU全体の効率を重視する方向で進む そういう方向なのだろう
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1月19日(木)21:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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2006年の予想(AMD編) |
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| とは言ってもクロックはさほど上がらないと言うのが答え 理由としてクロック数を1世代前の限界値×0.8もしくは限界値で押さえるから 130nmの時はどうかは分からないけど Bコアは180nmの限界値であろう2.4GHz×0.8=1.92GHz Cコアは180nmの限界値である2.4GHz 90nmであるEコアは130nmの限界値であろう3.4GHz×0.8=2.8GHzとなっており Fコアは限界値である3.4GHz程度になると思われ そうなると600MHzしか上がらない事になる 少なくともAthlon64、Sempronはこの流れであると思われる 現状では65nmで販売出来る物はOpteronのみなので Athlon64、Sempronは2007年Q1まで90nmのまま 限界値の3.4GHzへ行くのではないかと思われる (シングルコアでの話でありデュアルコアなら3.0GHz程度) ただOpteronが高クロックで取れる様になれば済む話だし 一部では65nmのCPUを作り貯めしているとの話もあるので Q3に65nmで発売する可能性も否定出来ないが もし仮にそうだとしても別に無理をする必要もないので クロックの向上率は変えない方向だろう (少なくともIntel Coreに対してクロックでは同等に等しいと思われるので 仮に65nm版が出たとしてもDステップの時と同様に 単に『細分化+HTバージョンアップのみ』の仕様が出る可能性もある) 現在2.8GHz(デュアル2.4GHz) ~2006Q2 3.0GHz(デュアル2.6GHz) ~2006Q4 3.2GHz(デュアル2.8GHz) ~2007Q2 3.4GHz(デュアル3.0GHz) コレが要約図
しかしIntelは年末に一体何がやりたかったのだろう・・・ http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1228/tawada65.htm http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0512/28/news005.html http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0512/28/news006.html 少なくとも12V2が最低16AなんてCPUは単に恥晒しているだけの様な気もするが・・・ ま、これが出れば一年はこのCPUの性能を完全に越えるCPUを作れないので 黙り込むんじゃないかと思う。だからマニアは買うべし 多分『Intel Inside、最後の悪足掻きCPU』として名前が刻まれるから (Intelは3~4年後、8086の32bit版やPentiumと同時期に作った 64bitRISCプロセッサの様に歴史の闇に葬るだろうけどね)
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1月2日(月)02:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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AMDの長期ロードマップ |
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| AMDのサイトに3年先までのテクノロジ・ロードマップが追加されている まぁ、コア自体をどうこうするという傾向はないと言う事なのだろう あとSocketFのOpteronはコヒーレンシの改良で 16、32CPU構成も可能になると言う そして2007年には4コアCPUを作る予定らしい
今までメインストリーム基準で物を考えてきたが一度原点に返ってみようと思う SocketFのOpteronはDDR2をサポートし 将来的にはFB-DIMMとDDR3(多分DDR2の廃絶利用)をサポートする となるとOpteronのピン数は当分変わらないのではないかと思われる その予想からFコア以降を考えると Fコア 2006年 90nm FSB333MHz 倍率3or4倍 HT2.0 HT帯域幅16bit 1or2コア Gコア 2006年 65nm FSB333MHz 倍率4倍 HT3.0 HT帯域幅16bit 1or2コア Hコア 2007年 65nm FSB333MHz 倍率5倍 HT3.0 HT帯域幅16bit 2or4コア Iコア 2008年 65nm FSB667MHz 倍率3or4倍 HT3.0 HT帯域幅32bit 2or4コア Jコア 2008年 45nm FSB667MHz 倍率4倍 HT4.0 HT帯域幅32bit 2or4コア Kコア 2009年 45nm FSB667MHz 倍率5倍 HT4.0 HT帯域幅32bit 4or8コア Lコア 2009年 45nm FSB800MHz 倍率3or4倍 HT4.0 HT帯域幅32bit 4or8コア Mコア 2010年 32nm FSB800MHz 倍率4倍 HT5.0 HT帯域幅32bit 4or8コア Nコア 2011年 32nm FSB800Mhz 倍率5倍 HT5.0 HT帯域幅32bit 8or16?コア となるのではないかと思われる そして2010年のLコア発売時か2011年のNコア発売と同時期に次世代アークテキチャである 8コア以上のヘテロジニアスマルチコアとなる (これがK9になるかどうかは不明) ただ言える事は今のB~Eコアが『K8』なので F~Hコアは『K8-2』、I~Kコアは『K8-3』 L~Nコアは『K8-4』的な物である事は間違いない (上位Opteronでは3次キャッシュ搭載品も出来るし)
12月5日 一部改訂
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11月20日(日)00:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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一度じっくりと考査してみよう その6 |
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| 『どうも納得が行かない その5』で SocketS1はノースブリッジを削除した物と書いたが 実際にはノースブリッジは内蔵されている では何故638ピンなのか? 答えは省電力なので電力供給用のピンが少なくて済むからである だとするとSocketFにしろSocketM2にしろ 電力供給用のピン数自体は変わっていないので 消費電力が下がる事もなければ上がる事もないと言う事になる
あと前回(一度じっくりと考査してみよう その5)で DDRⅢ世代のCPUのクロックを Opteronは実クロック3.2~4.0GHz程度の4or8コア、 Athlon64は実クロック3.6~4.4GHz程度の2or4コア Turion64は実クロック3.2~4.0GHz程度の2or4コア と言ったがそれは65nmプロセスだけの話で45nmを含めると正確には Opteronは2.8~4.8GHz程度 Athlon64は4.0~6.4GHz程度 Turion64は2.8~4.8GHz程度 (コア数に関しては同じ) になる可能性もある そう考えると複数の工場で作った方が便利なのかもしれない
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11月13日(日)19:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
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