相手は本気だというのに・・・ |
|
| http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_609,00.html CPUに興味がある人なら大抵の人が見るであろうAMD製品の価格表 問題は省電力版CPUの扱いである Opteronの消費電力は現在125W、95W、55W、30Wの4つ (Rev.Fからは55W→65W、30W→35Wになる予定) 55Wは通常HEの文字で表され30Wは通常EEの文字で表される それを踏まえて先日省電力版のAthlon64 X2シリーズが発売され パッケージには「ENERGY EFFICIENT 65W」とシールが貼られている 略すとEEである と言う事はEEと表記されていてもOpteronは30WでAthlon64は65W AMDは本当に『ワット性能』を重視してマーケティングしているのか? 仮にワット性能を意識しているのであれば65WはHEシリーズとして 一纏めにするべきではないのか? もし一纏めにするとなれば サーバー、クライアント共にHEクラスで揃えるとか エコロジー重視で上記にモバイルも含め全てをEEで揃えるとか (Turion64の場合35Wは通常版だけど) そういうマーケティングが出来ると思うのだが・・・ AMDが目指す戦略はサーバー&デスクトップ、モバイル&組込用の 2種類に分かれるらしいけどPentium4とPentiumMの様に 全く違うアークテキチャになるとは思えない (同一のOSが搭載されるならソフトウェアが目指す先は限られている) Intelの場合はコア自体が統一化されたので比較は出来ないが 消費電力に関する点でモデルナンバーは統一されている Fab30を解体せずに改造して増産を図るのならば本気で売ろうよ ユーザーに説明するのに規格を統一し明記する事は重要なのだから 昔から言うでしょ『百聞は一見に如かず』って ワット性能を重視するなら先ず消費電力に対して統一の規定を作るべきだと そう思えて仕方がない今日この頃
| |
|
6月17日(土)00:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
はぁ・・・そうですか その2 |
|
| 話としては少し古くなるが http://journal.mycom.co.jp/news/2006/06/03/100.html AMDアナリストディの話で途中に「4×4」の説明がある メモリが個々のCPUで管理する事は相互アクセスによる レイテンシの増大より帯域幅重視として納得が行くが これがSocketAM2で出るとすればメモリバスは256bit分あるのか? (別々のアクセスになる為128bit×2のバスになる)
仮にメモリバスが256bitあるとすれば新型FXとは別の方法で クワッドチャンネルDDR2の可能性がある もしかするとDDR2&3両対応の製品(65nmプロセス最終製品以降)は クワッドチャンネルDDR2とデュアルチャンネルDDR3が使え AM2マザーボードでもメモリを4枚差しすればDDR3専用マザーボードへ 移行することなくその性能を発揮できるの可能性もある 新型FX自体も65nmプロセスではコアを倍に増やす筈で 事実上65nmプロセスで8コアが可能になる K8(正確にはK8L)で8コア製品が実際に出るかどうかは不明だが 仮に出たとしても新型FXに対応しているAM2マザーボードは 8コアに対応している事になる となると最終的にはクワッドチャンネルDDR3に対応している必要があり クワッドチャンネルも有り得るのではないかと思われる (※ 現時点でDDR4 3.2GHzなんて製品は DDRになるかどうかも分からない状況な上 仮に出たとしてもそれは5年ぐらい先の話であり 2年先に登場する45nmプロセスのK8Lには絶対に間に合わない) でもクワッドチャンネルだとすればMicroATXでメモリが2スロットの物は 物理的に利用できないという事になるんだよね・・・ やっぱりクワッドチャンネルはFX専用か
| |
|
6月15日(木)00:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
はぁ・・・そうですか |
|
| ハイエンド用としてデュアルコアCPUを2個パッケージングした 新型CPUを発表するらしい 個人的にはタイトルの様な心境である ハイエンドゲーマーなら買うから予測はしていたが まさか2コア×2CPUを作るとは・・・ ここで考えてみよう
新型は周波数を犠牲にしてコアを倍増する方向へシフトする事になる 消費電力に関しては2個使うので単純に2倍 TDPを押さえる事を考えれば省電力版のAthlon64 X2を使う事になる そして一番の問題はメモリとの接続である
第一に物理的な関係でクワッドチャンネルは可能性としては低い 存在するとすればSocketAM2は当初から メモリに対し256bitのデータバス幅を持っている事になる (新型以外の物は半分を無効にしている状態) ただSocket940-1=Socket939だったので余っている可能性もあるが 外部CPU接続に使う為のピン数68本(34×2)以外に 60本以上もあったかどうかはかなり疑問である
第二に仮にピンがあったとしても各CPUがそれぞれメモリを管理すれば 他方の先にあるメモリにアクセスする際にはレイテンシが増大するし 仮にどちらか一方だけだともう一方はメモリが遠くなる上に 2個のCPUが1カ所のメモリを読み書きするのだからその分だけ効率が悪くなる これだとK8アークテキチャの意味がない
従ってそれなりの性能を出す為には既存のメモリコントローラを止めて 各CPUを調停する為のノースブリッジ(メモリコントローラ付き)を 組み込む必要が出てくるがアークテキチャ上その事は問題ない 仮にこの方法で接続されていてメモリのバス幅が256bitあるのならば クワッドチャンネルは可能である
あともう一つ、ダイサイズは微妙である 少なくとも300平方mm以上のダイサイズでは作らないと思うし 発展型はOpteronと同じかそれに近い形状をしている可能性があるので 1コア辺りの2次キャッシュ量が半減する可能性も有り得る
ま、個人的には完全に移行するのではなく出来ればFXブランドを保持し 新しい方をDXかGXとでも命名して(DはDualのD、GはGameのG) FXが1000ドルならDXかGX(仮)を1400ドルにしてくれれば・・・ どう転ぼうが全く縁のない話だけどね
| |
|
6月2日(金)03:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
三十六計逃げるが勝ちですか? |
|
| 遂にSocketAM2のCPUが発売されるがその中に3600+の文字が! まぁ、Sempronだから良しなのか? あとパッケージに低電圧版と書かれるのは良いが 名称自体もOpteron同様EEとかHEとか付けてくれれば良いのに・・・ でないとCPUを見て一発で確認する事が出来ないし (箱と中身が同じとは限らない)
しかしここを見る限りAM2でシングルコアを使うのはちょっと問題がある http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0523/tawada76.htm シングルコアの帯域幅が一部1.6GHzなのは分かるけど DDR2 800MHz非対応は痛い AM2では(多分)クワッドコアも視野に入れて設計されているはず なのにDDR2 667MHzまでだとB3コアのOpteronと同じ結果に・・・ (B3コア、嫌いじゃないけどね。コイツしか搭載していない機能もあるし でもRev.Fのシングルコアだけが搭載している機能はない) 要するにAM2をまともに使うならX2じゃないと駄目って事? 帯域幅から言えばそうだろうけどConroe相手にするなら 中途半端な物じゃなく仕様は統一した方が良い (無理なのは十二分に分かっている)
でも現時点でConroeには何やっても勝てないからこうなるんだろうな http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0524/amd.htm クライアントのシェアよりサーバーのシェアを重視している つまり今年は3年前と同じでOpteronだけが頼みの綱って事 でもDualCPUマシンはもう懲り懲りだ (別にこれと言って不満はないが滅多にエンコード等を利用しない人間には 必要ない事がよく分かったから)
ただAthlon64FXには他とは違う別次元の物が欲しい PentiumXEや今後出るであろうConroeXEもそうだけど 単に大容量キャッシュや高クロックってだけじゃヘビーゲーマーも そろそろ納得がいかなくなるんじゃないかと・・・ (いや、出たとしても高すぎて個人的には絶対買わないけど) あとはSocket754用CPUのGeodeNX化って所だろう 昔Bartonコア版も出すと言っていたが BartonコアはあくまでもHammerまでの繋ぎとして作られていたし 生産終了から既に1年近く経過している以上殆ど残っていないはず それにAthlon64 X2 3800+の35Wが登場する現状で シングルコアOpteron1xxシリーズのEE版やHE版の低クロック品は 殆ど意味が無くなってきているから 周波数&電圧下げて1~2万円ぐらいで売れば・・・ねぇ
| |
|
5月24日(水)01:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
共用キャッシュか・・・ |
|
| http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0503/kaigai267.htm IntelのクワッドコアはデュアルコアのデュアルCPUでしかない その理由は『クワッドコアは技術的に可能かもしれないが キャッシュを共有する事は難しい』点である AMDはそれをハイパートランスポートを使って解決するのだろう Rev.Fの内部にハイパートランスポートは多分6本あると思われる 4本は各コアに接続するので残りは2本 その内の1本をキャッシュメモリに接続する事によって 全てのコアで共有する事の出来る2次キャッシュを作るのではないかと そして残った1本を3次キャッシュ用にする・・・ もしくはその先にPLLジェネレータを追加する事によって 8コアと共用2&3次キャッシュを可能にする可能性もある (K10発売延期もあり得るし発売後もK8時のシェアを保持して顧客の目を 向ける事を目的に現行製品を8コアにする可能性が無いとも言えないから) 問題があるとすればIntelのクワッドコアにどれだけ対抗できるかだが FPUの強化もあるしそれなりにクロックも上がるだろうから 戦えるのではないかと思われる
それにダイサイズの点に置いてAMDの方が有利に働く事は間違いない Conroeの最大の欠点はダイサイズにある HTテクノロジによるレイテンシの隠蔽から 大容量キャッシュによる隠蔽を選んだ以上 現行の製品を見る限りコア数×MBの容量が必要な為 Conroeでは約150平方mm クワッドコアだと200平方mm超を必要とする それに対しAMDは現時点でデュアルコアは二種類あるが ここではOpteronを基準に計算してみる 130nmで193平方mmあったダイサイズは90nmで106平方mm 約54%に縮小している 90nmでデュアルコアであるRev.Fは220平方mm 単純に65nmへ移行するだけなら90nmシュリンク時と同様 119平方mmになるがFPUの強化がある分10%ほど増えて 131平方mmぐらいだと思われる Opteronではこの程度になる そしてメインストリームであるAthlon64 X2は 2コア共用で1MBあれば十分であり1MBあたりの2次キャッシュは 38.7平方mmなので131-38.7=92.3平方mmになる (Opteronに大容量の3次キャッシュを搭載する計画があるのは 2次キャッシュ量を現行の容量と変えるつもりが無い為かも知れない)
ダイサイズはCPUの性能と同様に価格と直結している この点に関してAMDが65nmプロセスの製品を発売すれば 同じ300mmのウェハから切り出すとして Intelの3分の2のダイサイズで作れる以上 その分価格も下げられると予測できるし それを見越して現在の価格競争にも対抗できると思われる (Opteron8xxシリーズの利益で支える事も出来るので対抗は可能) 推測からするとConroe発売時の価格表は 丁度PentiumDとAthlon64X2が発売された時の様な関係となり クワッドコア(K8L)が発売されれば五分五分に並ぶ (実際には微妙に違うが近い形にはなる) そうなると価格競争によって利益はさほど得られないが 各メーカーの採用率が向上するしSocketAM2を普及するには 格好の条件になる事は間違いない 要するにK6-2の時と同じ状況になり その後Athlon登場時の様な状況に・・・ (しかも今度はAMD側に独自形状のソケット、 低速なL2キャッシュや合わないメモリ帯域幅などの不利な点は無い) どのみちConroeが出たからと言って普及率40%以上の Celeron比率が変わる訳じゃないし 実際にはCeleronから価格競争で値段を下げられた SempronやAthlon64が市場を占領する そんな感じがする2006年
追伸 この文章は書き始めて2週間経っている そして今日のニュース http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0516/amd.htm 約20~30ドル程度の差らしい ま、当たり前と言えば当たり前だけど 強いて言えば省電力と仮想化技術分=金額増加分って事?
| |
|
5月16日(火)23:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
やっと組めた |
|
| Athlon64 3200+を購入して PCを組み立ててから10日ほど経つが 未だにデータが移行できない事と 置く場所がない事で困っている いい加減掃除しないとな・・・
それはそれとして4月23日と言えばOpteronの記念日であり 毎年色々な情報が公開されるが今年は全く無かった しかし関連する物の情報は公開された http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0424/ht.htm まさか2.6GHzまで行くとは思わなかった HT1.0が600MHz(※1)HT2.0が1.4GHzなので 行くとしても2.0GHzだと思っていたのだが・・・ でもそうなってくるとHT3.0が組み込まれている2.4GHz以下のCPUは Intelのi486DX2以降失われていたFSB=周波数を実現する事になる でも何で1.6GHzは無いのだろう 800MHzと同様にHT2.1でサポートしているからだろうか? 800MHzの時もいつの間にか変更になっていたし1.6GHzもそうなのだろう でもどうせならクワッドコアOpteronのデモぐらいしても 良かったのではないかと思うが・・・
| |
|
4月29日(土)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
根本的に間違っていたのか? |
|
| Socket939とAM2ではさほど性能の差は出ない ま、クロックが向上しない以上当たり前と言えばそれまでだが AM2版を買うには専用のマザーボードだけでなく DDR2メモリを買う必要がある しかしDDR2メモリを現時点で持っているのは Intel製CPUを搭載したPCを持っているユーザーしかいない DDR2メモリを持っているユーザーがConroeが出る手前で AMDに乗り換えるとは考えにくいし AthlonXP→Athlon64は同じDDRだから メモリの流用が(一部では)効いたけど今度はそれが効かない つまりAM2版でも90nmプロセス品は既存ユーザーにとって あまり魅力がない (仮想化技術を利用する人は別だろうけど本格的にするには WindowsVista待ちだろうし) となると結局既存ユーザーはK8L待ちって事か・・・ (個人的には未だにAthlon64が買えず待ちぼうけだが・・・ 来週末の土日には何とかなると信じている)
それにしてもコイツを見ていると個人的に思っていたK8の設計思想が 根本的に間違っていたのではないかと思う http://www.drccomputer.com/pages/products.html K8アークテキチャに対する個人的な見解としては 『CPUにノースブリッジが搭載されている』 そんな感じに言われていたし思っていたのだが実際は 『ノースブリッジにCPUを内蔵した』のではないかと? AMDのCPU作りは『その時に可能である技術を全て注ぎ込み プロセスの細分化によって消費電力の低下とクロックの向上をする』 と言う事はK8もメインがK10に移行すれば現行のGeodeNXの様な 余生を送る予定なのかも知れないがそれじゃ物足りないし K7の時とは違い現時点で組込用があるからそれはないのかも知れない だとしたらいっその事K8をノースブリッジに変えてしまえば良い K10発売時に必要なメモリはFB-DIMM2かDDR3のデュアルチャンネル とすれば帯域幅があればメモリのクロック自体は数百MHzなので ノースブリッジもシングルコアで3.2GHzあれば十分だろう (45nmプロセスなら10W位になる) そしてその『ノースブリッジもどき』とK10を接続する これによって得られる物は何か? それは必要がなければ『ノースブリッジもどき』に処理を託し K10を完全に停止して消費電力を0にする事が可能になり 『ノースブリッジもどき』が必要だと判断すればK10に電力を供給して K10が演算を行う つまりIntelが昔やったi487SXによるCPU乗っ取りと同じ原理 (この時i487SXに対し常に電力が供給されていたかどうかは知らないけど) でもそれだとチップセットベンタに嫌われるか
| |
|
4月11日(火)02:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
統合。そして分離? |
|
| AMDは最近他社の数値演算コプロセッサに興味があるらしい それで思いついた事は『複数のコアに主従関係を設けて I/Oプロセッサ方式で演算するのではないか?』という事 この場合、仮にCPU1が浮動小数点演算を検知した場合 CPU2~?の単数(もしくは複数)のコアに浮動小数点演算を 計算する様に命令する事が出来る でもCPU内部のコアを使うのならば別に他社である必要はない (構造などを知る術だとすれば話は別だけど)
そこで出てくるのは『HTXにコプロセッサを搭載して演算させる』という事 これならばCPUを拡張する必要もないし HTXスロットに挿す以上かなり大きな物も可能になる 欠点としてハイパートランスポートが1本無駄になる事だが 4CPU構成の場合だと8xxシリーズを搭載して4本空きがあり その4本全てにチップを搭載する事は殆ど無く少なくとも2本は残る そこにHTXでコプロセッサを搭載すれば・・・とは思うけど メモリコントローラがCPUに内蔵されている以上 結局CPUを通る事になる
・・・ん?待てよ CPUドターカードの方式を取ればそこにCPU&メモリを追加して ASRockやECSが出しているドターカード対応マザーボードみたいな形で 今までは廃絶利用だったのがマザーボードのCPUをメインCPUとして ドターカード上のCPUをコプロセッサとして利用するなんて事も・・・ そうすれば個人でもデュアルCPUの恩恵(ちょっと違うけど)を受けられるし AMDも一度に2個のCPUを売る事が出来る
まぁ、これはK8系であり得る話としてK10以降では 完全にRISC化しx86→RISCデコーダーをメインコアとして 仮にRISCプロセッサが6コアあるとすれば 通常は整数演算と浮動小数点演算が3コアずつだが 整数演算を1コア、残りを浮動小数点演算に割り振るなんて事も あり得るのではないかと それなら8コアとなる45nmプロセス以降もコアを増加していけるし 仮想化に関しても2コア使ってそれぞれが整数演算と 浮動小数点演算を実行するとか 3コアで整数演算が1コア、浮動小数点が2コアなんて事も 可能になるのではないかと
| |
|
3月29日(水)01:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|
65nmプロセスが遅れているという事は良い事だ |
|
| http://www.theinquirer.net/?article=30385 要するに65nmプロセスの遅延の原因はOpteron8xxシリーズを使う 4Pサーバーが売れまくっている為で Fab36はOpteron8xxシリーズを大量に生産できるレベルでないと これに対処することが出来ないから それまでは90nmプロセスで耐え忍ぶしかないと言う事なのだろう 知っての通りAMDはサーバーからモバイルまで同じコアを使っている その中でもハイパートランスポートを3本全て必要とする Opteron8xxシリーズを作るのが一番難しい そして90nmプロセスより65nmプロセスの方が更に困難になる Sempronは90nmと同じだが Athlon64は仮想化技術を搭載し Opteronは仮想化技術とセキュリティ技術を搭載しなくてはならない 特にWindowsVistaを搭載する事を考えれば Opteronを大量に作る必要がある Microsoft内部では 『ECC付きメモリを使えばWindowsの安定度は向上する』 との見解があり 構造的に『絶対にECC付きを搭載しなければならない』Opteronは この要望に答えられる物となる Intel製でもECC付きしか認めないノースブリッジを付ければ良いだけだが 逆を言えばノースブリッジ次第でECCを必要としない構成も可能だという事 個人ユーザーにはその方が便利だが企業的にはイメージ的に悪い その点で言えばOpteronという名称だけで安全性が問える事は 良い事だと思えるし AMDもその安全性を重視しているからセキュリティ技術を追加するのだろう ただ個人ユーザーは多額を投資しない限り2P構成を出来なくなるが 今まで個人ユーザーがデュアルCPUを使う理由は 複数のアプリケーションを同時利用する場合に 処理能力の低下を抑える為に使われるか デュアルCPU用のアプリケーションを使い 処理能力を向上させる為である 前者の場合はデュアルコア化で済む話であり 後者の場合でもクワッドコアになれば問題は殆ど無くなると思われる (元々Xeonを基準としており現時点ではXeon3.46GHz×2の構成も PentiumXE 955を搭載すれば済む話である) 8コア以上に対応したアプリケーションがあれば話は別だが 一般用途向けには一切存在していない 少なくともAMDはK8製造時からマルチコアを重視しており その点に関してはIntelより優れた物を作っている 65nmの次は45nm。多分移行は簡単に進むと思われる それと同時にK10が姿を現して来て 32nmプロセスでその猛威を振るう事になる 少なくともK10が出るのは45nmプロセスになる2009年 それまではIntelに負け続けると思われるがアプリケーションの マルチスレッド化かが進めばCPUの構造上その差は減るので 何とか戦えるのではないかと思われる
| |
|
3月19日(日)17:42 | トラックバック(0) | コメント(14) | パソコン関連:AMD | 管理
|
Rev.F以降で分かっている事 その3 |
|
| http://www.theinquirer.net/?article=30290 DDR→DDR2への変更で5%性能が向上するとの事 そうなってくればConroeとのベンチ差も 平均1.23倍から1.17倍になる
そして新しく判った事がある 何故Conroe vs FX-60@2.8GHzだったか?を突き止めると Intelの考えているAthlon64シリーズの最高速が2.8GHzである事と 1CPU同士が一番ベンチ結果の差が生まれるからである 少なくとも1&2CPUでは性能的に勝つ事が可能だが 2コアで16CPUだと逆転するのである そして4コアなら8CPUで逆転する つまり2コアでもXeonMP 8CPU構成 vs Opteron 8xxシリーズでは 気休め程度でしかないし4コア勝負なら負けるのである そしてK8Lが出るのなら4CPU構成・・・いや、2CPU構成でも 負ける可能性がある だからこそ当分負ける事の無いConroe vs FX-60@2.8GHzで ベンチ結果を見せる為に選んだと考えられる もしその勝負に勝つ自信があるのなら UP(1CPU)やDP(2CPU)同士の戦いだけではなく 4CPUでも8CPUでも持ってこられるはずである (実際には1CPUでのベンチと2CPUでの簡単な表しか見せていない) ま、CPU同士を直結しているダイレクトコネクトアークテクチャには 個数が増える度に差が縮まっていくのは目に見えているので 例えFSBがシリアル転送になったとしても勝つ事は不可能に近い Intelが今の権力を誇示できるのはサーバー用のCPUが 幅を利かせているからである 次世代のコアがこの形だとすればサーバー用のシェアは 確実にAMDに奪われる つまりIntelが1コアあたりの性能を求める設計をしたい上 AMDはOpteron系を再強化すれば良いし Opteronのシェアが増えればデスクトップ用CPUの値下げ競争にあっても サーバーの利益を使えば問題は無い
一部追加&修正
| |
|
3月15日(水)22:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | パソコン関連:AMD | 管理
|